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スリーコインズ Bluetoothキーボード レビュー/価格は安いが癖が強すぎるスリコのキーボード

こんにちは、ぶっち(@___bucchi)です。

一見、女性向けアイテムが多そうな3COINS(スリコ)ですが、意外にもスマホ関連グッズも多く販売されています。

そんな中で見つけたのが、スマホやタブレットと無線で接続して使える『Bluetoothキーボード』。

3COINS Bluetoothキーボード

価格は税込1,650円と安価ながら、シルバーと白で統一されたデザインは、Macのキーボードの様なオシャレな雰囲気が感じられます。

本当に使えるのかどうか気になったので、実際に本製品を購入してみました。スマホやパソコンで使ってみた様子や、メリット・デメリットなどを詳しくレビューしていきます。

スリコのキーボードが気になった方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

↓2022年に新しく販売された『薄型ワイヤレスキーボード』もレビューしています
スリーコインズ 薄型ワイヤレスキーボード レビュー/デザインは良いが、キー配列に問題あり

スリーコインズ Bluetoothキーボードとは?特徴を簡単に説明

スリーコインズから販売されている、無線で接続できるキーボードが『Bluetoothキーボード』。

イヤホンなどと同じく、Bluetooth(ブルートゥース)で接続するので、ケーブルを必要とせず、どこにでも持ち運んで使えるというのが特徴です。

価格もスリコらしく安価な設定となっており、税込1,650円とBluetoothキーボードの中でもかなり安いのも魅力的。

スマホやタブレットだと、長文を打つのは結構大変なので、文字を入力する機会が多い方は、このようなワイヤレスキーボードを一つ持っておくと、何かと便利です

スペック

スリーコインズ Bluetoothキーボード
Bluetooth5.0
接続距離約10m
キー数78キー
キーピッチ約19mm
サイズ約285×120×25mm
重量約233g
本体電源単4電池×2
材質ABS
価格税込1,650円

スペックは上記の通り。

電源は、単4電池2本で動作します。

キー数は「78」と、一般的なキーボードと比べても少なく、コンパクトにまとめられているのが分かります。(一般的な日本語のキーボードは109キーあります)

それに伴い、本体の重量も233gとかなり軽いのが特徴の一つと言えます。

なお、僕が買ったキーボードは初期のものなので、Bluetoothの対応バージョンが3.0でしたが、2022年現在販売されているものは、バージョン5.0に対応した製品となっています。

スリーコインズ Bluetoothキーボードの開封と本体外観

『Bluetoothキーボード』を開封して、パッケージの内容や本体外観を見ていきます。

パッケージは、白と黒を貴重としたモノトーンなデザインとなっており、スタイリッシュな印象があります。

パッケージ内容

3COINS Bluetoothキーボードの付属品
スリーコインズ Bluetoothキーボードのパッケージ内容
  • キーボード本体 1台
  • 取扱説明書

パッケージ内容は上記の通り。

注意点としては、本製品は単4電池2本で動作しますが電池は付属してこないので、自分で別途用意する必要があります。

本体外観

キーボード本体のデザインやキー配列などを見ていきます。

3COINS Bluetoothキーボード本体

一見Macのキーボードのようなスタイリッシュなデザイン

遠くから見たらmacのキーボードと見間違う程に雰囲気がそっくりですね。

また、個人的に好きなポイントは「ひらがな」の印字が小さい点。ひらがなが大きく見えるとなんかダサく感じちゃうんですよね…

3COINS Bluetoothキーボードを横から見た様子

横から見た様子。元から傾斜が付いています。キーボードの中には傾斜を変えられるものもありますが、このキーボードの傾斜は変更できません。

3COINS Bluetoothキーボードの裏面

キーボード背面は「ON・OFFスイッチ」「Bluetoothコネクトボタン」「電池スロット」があります。

3COINS Bluetoothキーボードには単4電池2本必要

電池は単4電池が2本必要。付属していないので別途購入する必要があります。

3COINS Bluetoothキーボード裏面にあるゴム足

キーボード背面の四隅にはゴム足が付いているので、滑りにくくなっています。

3COINS Bluetoothキーボードはパンタグラフ式

キーボードの構造は、ノートパソコンや薄型キーボードででよく使われている「パンタグラフ式」です。パンタグラフ式は軽いタッチで入力できるので、打鍵感が軽くて疲れにくいという特徴があります。

反面、押した感覚が希薄で「打ち心地」という点から言うとあまり良くないというのが一般的です。

スリーコインズ Bluetoothキーボードの使用レビュー

『Bluetoothキーボード』を実際に使い、使用感や打ち心地などを見ていきます。

3COINS Bluetoothキーボードの電源をONにする

まずは、キーボード本体の電源を入れ、使いたいデバイスと接続(ペアリング)します。

キーボード背面にある電源スイッチをONにし、その横にある「CONNECT」ボタンを押すと、ペアリング待機状態になります。

3COINS BluetoothキーボードにあるLEDランプ

ペアリング待機状態になると、キーボード前面にありLEDランプが点滅するようになりますので、使いたいデバイスとペアリングさせます。

3COINS Bluetoothキーボードの説明書

このキーボードのデバイス名は「BT WORD」という名前なので、使いたいデバイスから「BT WORD」を探してペアリングさせれば使い始めることが可能。

なぜかMacでペアリング出来ず・・・

まずはiMacと繋げてみようと思い、ペアリングしようと試みました。

MacのBluetooth設定

「BT WORD」があるので、接続を選択。

3COINS Bluetoothキーボードの入力が認識されない

通常であれば、ここで数字を入力してreturnキーを押せば良いのですが、なぜか数字キーが反応しません。一応表示されている通りに数字キーを押してreturnキーを押してみても、

3COINS BluetoothキーボードとMacのペアリング失敗

パスキーが異なると言われる始末。この後も何回も試してみましたが、結局の所iMacでは正常にペアリング出来なかったので、Macでの使用は諦めました。

Windows10で接続してみます

Macが駄目だったので、Windows10で試してみました。

Windows10のBluetooth設定画面

「設定 > デバイス」より「Bluetooth とその他のデバイス」に進み、キーボードのペアリングをします。

Windows10のデバイス追加画面
Windows10でBT WORDを選択

「BT WORD」が見つかったので、接続。

Windows10と3COINS Bluetoothキーボードをペアリング

PIN入力が求められるので、『スリーコインズ Bluetoothキーボード』の方から入力し、returnキーを押します。

Windowsの方はちゃんと数字のキー入力が反応しているみたいで、無事PINを入力できました。

Windows10では3COINS Bluetoothキーボードのペアリングが成功

これでセットアップ完了。後は普通に使うことができます。

使い勝手と打鍵感

キーボードの打ち心地は、各個人の好みによるところが大きいという事を踏まえた上での感想ですが、キーピッチ自体は19mm確保されているので、キーが打ちづらいという事はありません

打鍵感としては、いかにもパンタグラフといった感じで、軽いタッチで文字の入力は出来ます。

ただ、それほど強くキーを打っているわけでもないのにキーボード全体がたわむような感覚があります。材質がABSなので全体的に剛性が無く、安っぽいオモチャのような感じで、耐久性には不安が残ります。

キー配列がよく分からない

3COINS Bluetoothキーボードのキー配列

キーボードの配列をよく見るとキー配列にかなり癖があるのが分かります。

特にスペースキー右の「ろ」と「む」のキーが、なぜここにあるのか良く分かりません。

普通のキーボードだと、スペースキー横は「コマンドキー」や「オプションキー」など、文字ではないキーが来るのが一般的だと思うのですが、割と使用頻度の高そうな「¥」マークだったり「]」がこの位置にあるのは、あまり使い勝手が良いとは思えません。

また、キーの印字もちょっと良く分からないですね。取扱説明書を見ると、iPadとのペアリング方法が書かれているので、iPadで使うことを想定しているみたいですが、配列も違うしWindowsマークもあるしとどっちつかずな印象を受けます。

キーのプリントが気になる

3COINS Bluetoothキーボードのキープリント

写真だと少し分かりにくいかもしれませんが、キーの刻印がシールっぽく見えます。本当にシールなのかな?と思い、ちょっと爪でガリガリやってみましたが、一応削れることはありませんでした。

ただ、このような刻印がされているキーボードは個人的に初めて見るタイプで、耐久性があるのかどうかちょっと不安に感じます。

スリーコインズ Bluetoothキーボード レビュー/価格は安いが癖が強すぎるスリコのキーボード

スリーコインズ Bluetoothキーボードのレビューまとめ

スリーコインズ Bluetoothキーボード

総合評価

(1)
スリーコインズ Bluetoothキーボード のイマイチな点
  • 剛性が無く、たわみやすい
  • キー配列がなんかおかしい
  • なぜかMacでペアリングできない
スリーコインズ Bluetoothキーボード の良い点
  • パッと見たデザインは良い
  • 軽いので持ち運びやすい
  • 価格はそれなりに安い

『スリーコインズ Bluetoothキーボード』は、Macのキーボードっぽいスタイリッシュなデザインと、税込1,650円という価格が特徴的なBluetoothキーボード。

実際に使ってみると、やはり価格相応といった感じで、質感も安っぽく打ち心地もそこまで良くないなぁと感じてしまいました。

また、気になるのは特殊なキー配列。特にスペースキー横のキーが一般的なキーボードとは異なるので、あまり使い勝手は良くないのでは無いかと思います。

確かに、税込1,650円という価格は魅力的ですが、実はもう数百円程度予算をあげれば、他メーカーのワイヤレスキーボードが買えてしまいます。

他メーカーのキーボードはキー配列も素直なので、こっちを選んだ方が良いのでは…と正直思ってしまいました。

他メーカーの安価なワイヤレスキーボード

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