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SESAME mini(セサミミニ)が壊れたので修理して特殊アダプターを作ってもらいました

購入したスマートロック『SESAME mini(セサミミニ)』が壊れてしまったので、壊れてしまった原因や、サポートへ連絡した時の様子、その後の対応などをまとめました。

↓ セサミ最新モデルである「セサミ5」「セサミタッチ」を以下でレビューしています。
セサミ5 & セサミタッチ レビュー/スマートロックの完成形。スマホを使わなくても素早く鍵を開け締めできる

SESAME miniが回らなくなってきた?

我が家の玄関にはスマートロック『SESAME mini』を取り付けており、鍵が無くてもスマートフォンで開閉できたり、家の近辺まで近づくと自動的に鍵が開く様にしてたりと、日常生活に無くてはならないものとなっています。

購入してからしばらくは問題なく快適に使えていたのですが、ここ最近上手くサムターンが回らなく鍵が開かないようになってきました。

なぜサムターンが回らないのだろうと少し調べてみた所、どうやら開閉動作自体は問題無いが、SESAME miniのツマミだけが回り、肝心のドア側のサムターンが回っていないようでした。

鍵が回らない原因は、サムターン受けパーツが変形してしまった事

なぜこんな事になったのだろうと、SESAME miniをドアから外し詳しく調べてみた所で原因が判明しました。

原因は、サムターンを回す為の「サムターン受けパーツ」が斜めに変形してしまい、広がってしまった事により回す力がサムターンに上手く伝わっていない事でした。

なぜこんな事になったのだろうと思い返してみましたが、恐らく取り付け時に問題があったようです。

ちょっと写真では分かりづらいですが、元々ドアのサムターンと、SESAME miniのサムターン受けパーツは、かなりギリギリで引っかかる様な形になってしまっていました。

そのため、開閉を繰り返すうちにサムターン受けパーツの先端部分に負荷がかかり、徐々にサムターン受けパーツが曲がってしまったようです。

また、使い方にも問題がありました。

普段はアプリから開閉しているのですが、急いでいる時は手で開閉する事も多く、その際にサムターン受けパーツに過剰な負荷がかかっていたようです。

このままだと使うことが出来ないので、サポートに連絡して修理する方法を聞くことにしました。

SESAMEのサポートにメールで連絡

SESAMEではサポート用のメールアドレスが用意されているので、そちらまでメールを送ります。

sesame@candyhouse.co

こちらからメールを送った2日後には返信が届き、その中では、

  • 通常利用でのパーツ破損の場合、交換品を送ってくれる
  • 再発防止の為、設置状況を確認させて欲しい、必要な場合にはアダプターを作って対応する

といった旨の返信が届きました。

せっかくなので、一緒にアダプターも作ってもらおうと思い、サムターン周辺の計測を行いました。メールでは、サムターン周辺のどの部分を計測すれば良いのかをちゃんと教えてくれるので、それに従い計測していけば問題無いと思います。

サポートに伝えるためにサムターン周りを計測して写真撮影

届いたメールには、鍵の形状に合わせて「サムターン周りの長さ」と「定規を当てた写真」を送って欲しいとの事でしたので、メールの案内に従って計測していきます。

手持ちの定規が文字がかすれたものしか無かったので、申し訳ないな・・・と思いつつこれで計測しました。

これら計測したデータと定規を当てた写真をメールへ添付し、サポートへ送信。連絡を待ちます。

1週間も経たずに交換用パーツとアダプターが送られてきた

当初サポートの方から送られてきたメールには、アダプター制作の都合上、1〜2週間程度はかかるというふうに記載されていましたが、実際にはこちらからメールを送ってから5日ほどでパーツ一式とアダプターが送られてきました。

結構かかるかなと思っていただけに、この対応の速さには正直驚きました。

送られてきたパーツ

送られてきたパーツ類
  • サムターン受けパーツ 2個
  • 特殊アダプター 1式
  • 予備用両面テープ 2セット分

送られてきたパーツ類は以上のものが同封されていました。

特殊アダプターは3Dプリンターで製作されたもの

土台用の特殊アダプター。

こちらはツマミ用の特殊アダプターとなります。

これらの特殊アダプターは、こちらが送った計測データを元に3Dプリンターで作られたもののようです。それぞれのドアに合わせて、わざわざ作ってくれるって凄いですね・・・。

なお、僕が対応してもらった時は無料でしたが、2021年2月より1個につき600円(税込、送料込み)で対応してくれる事になったようです。送料などが含まれている事を考えたら600円でも安いと思うくらい。

SESAME miniを再度ドアに取り付け

特注アダプターが届く直前には、サポートの方より特殊アダプターの取り付け方法や、その後の『SESAME mini』の取り付け方などが記載されたメールが届きます。手順に従い、再度『SESAME mini』をドアに取り付けていきます。

特殊アダプター(土台用)をサムターン上部に取付

土台用の特殊アダプターを、サムターン上部から被せるようにして取り付けます。

このような形で貼り付けます。

下の方から見た様子。流石計測データから作られたものなので、ピッタリと設置することができました。

特殊アダプター(ツマミ用)を鍵のツマミに取り付け

続いて特殊アダプター(ツマミ用)を、鍵のツマミに取り付けていきます。取り付けと言っても何かで固定するわけではなく、ツマミ部分にすっぽりとハマることを確認する感じですね。このツマミ用アダプターで、鍵のツマミを回すようです。

SESAME miniのサムターン受けパーツを取り付け

続いて『SESAME mini』本体にサムターン受けパーツを取り付けていきます。

「サムターン受けパーツ」を一番外側に取り付け、ツマミ用アダプターが入るようにします。

ツマミ用アダプターがちゃんと入るかを確認します。問題無さそうですね。

再度玄関ドアにSESAME miniを取り付け

『SESAME mini』本体に新しい「サムターン受けパーツ」も付けたので、再度玄関ドアに『SESAME mini』を取り付けていきます。

交換用パーツ一式の中には、3Mの両面テープも付属されていたので、自分で何かを用意する必要が無いのは良いですね。両面テープを剥がし、グイッと土台アダプターに押し込んで固定していきます。

SESAME mini』のツマミを回すと特殊アダプターを介してサムターンが回ります。特殊アダプターは大きさもあるので、以前よりも安定して回るようになりました。

なお、サムターンとアダプターには結構隙間があって一見大丈夫かなと思ってしまいますが、これは回転効率を上げるためにあえて隙間を持たせた設計になっているとの事です。そのためこの隙間を埋めたりする必要はありません。

外から鍵で開閉できるか確認

外から鍵でも開閉出来るかを確認します。実は一度取り付けたのですが、アプリからだとスムーズに開閉出来たのに鍵を使った場合引っかかってしまい、あまり上手く開閉出来なかったので、付け直しました。

少し位置を再調整することによって、鍵を使った場合でもアプリでもスムーズに開閉出来るようになりましたので、実際にドアに取り付ける前には鍵を使った場合でもちゃんとスムーズに開閉するかを確認しておくことをオススメします。

丁寧なサポートのおかげで再度快適な生活に

鍵が回らなくなった時はどうしようかと思いましたが、サポートの方の丁寧な対応や、特殊アダプターのおかげで、無事またスマートロック生活に戻ることが出来ました。

こういったスマートロックの様な製品は、本当にちゃんと設置できるかどうか不安になる事もありますが、サムターンの形状に合わせて、わざわざ3Dプリンターで特殊アダプターを作ってくれるので、非常に安心感がありますね。

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