
最近のスマートフォンやタブレットでは従来よりも高速に充電できる高速充電に対応している機種が増えてきました。そんなニーズが高まる高速充電に対応した、USB PD対応のUSB電源アダプタ『AUKEY 20W USB-C 急速充電器 PA-B1』を購入しました。
この製品は、
- スマートフォンやタブレットを高速充電できる最大20Wの出力が可能
- 世界最小クラスのコンパクトさと軽さ
- ロゴが目立たず、デザイン的にスッキリ
といった特徴があります。使い心地や給電能力などをレビューしていきます。
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AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1とは
スマートフォン関連の製品を数多く販売している「AUKEY(オーキー)」が販売している、超小型USB電源アダプタです。
最大の特徴は、USB PDに対応し最大20Wの高出力が可能なのに、超小型・超軽量を実現している点。
以前までiPhoneに付属してた『Apple 5W USB電源アダプタ』と比較して、最大3倍速くスマートフォンを充電できます。
AUKEYというメーカーについて
AUKEY(オーキー)は、中国の深セン市に本社を置く、スマートフォン関連の製品を販売しているメーカーです。10年以上のハードウェア開発の経験を有し、先端技術を採用し信頼性の高い製品を作っています。
同じくスマートフォン関連の製品を数多く販売している「ANKER(アンカー)」と間違えられたり、ANKERのパクリなんじゃないかと疑われる事が多いAUKEYですが、実は創業はAUKEYの方が早いとの事。
日本参入がANKERの方が早かったため、そのようなネガティブな印象を持たれるようになったみたいですが、AUKEYの方もAmazonや家電量販店で幅広く取り扱われている他、多数の販売実績があるので、品質について心配する必要はありません。
スペック
AUKEY Omnia Mini 20W USB-C 急速充電器 PA-B1 | |
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型番 | PA-B1 |
入力 | 100-240V 50/60Hz |
出力 | 5V/3A、9V/2.22A(PD3.0) 5V/3A、9V/2A、12V/1.5A(QC2.0) |
最大出力 | 20W |
USBポート | USB PD対応 USB-C 1ポート |
テクノロジー | USB Power Delivery 3.0、Quick Chage 2.0 |
サイズ | 28.8×28.8×30.5mm |
重量 | 30g |
USB Power Delivery、Quick Chargeに対応しており、幅広い端末に高速充電が可能です。
AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1の開封と本体外観
『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』を開封して、パッケージ内容や本体外観・サイズ感を見ていきます。


パッケージは非常にシンプル。無印良品を彷彿とさせるようなパッケージデザインです。また、パッケージサイズ自体も非常にコンパクトなので、最初見た時は随分小さいなと感じました。
パッケージ内容

- AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1 本体 1台
- マニュアル
- キャンペーンの案内
パッケージ内容は、上記の通りです。
本体
『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』の本体デザインやサイズを見ていきます。

本体はとてもコンパクト。サイズは28.8×28.8×30.5mmと500円玉とほぼ同じ大きさです。

プラグ部分を除き、本体に関しては本当に500円玉とほぼ同じサイズ。これだけコンパクトであればコンセントに挿しても他に干渉せず、使いやすい。

USBポート部分は、USB PD対応のUSB-Cポートが1つあるのみ。USB PDに対応しているスマートフォンやタブレットがあれば、最大20Wの高速充電が可能です。
よく見ると「PD」という文字と何かマークが見えますが、目立たず非常にスマート。個人的には余計なロゴなどは不要だと思っているので、このスッキリとしたデザインはとてもポイントが高いです。

本体側面です。写真ではちょっと分かりませんが、実はこちらにも「AUKEY」というロゴが入っています。非常に控えめで遠くから見たらロゴが入っているかどうかも分からないほど。
競合製品であるAnkerの超小型のUSB電源アダプタ『Anker PowerPort III Nano 20W』の場合は、本体側面に大きめのロゴが入っており、それがちょっと不満だったのですが、この製品は非常にスッキリしたデザインで好印象です。

プラグ部分には各種仕様が記載されています。もちろんPSEマークもあるので、安心して使うことが出来ます。
ただ、残念ながらプラグを折り畳むことは出来ません。これだけの小型を実現するために折りたたみ機構は省いたものと思われますが、やはり持ち運ぶとなった場合、プラグを折り畳めるほうが良いので、今後の製品に期待したい所です。

本体重量は、実測で32g。非常に軽く、単三乾電池1本程度の重さとなっています。
AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1とApple 5W USB電源アダプタとの比較
『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』と、以前までiPhoneに付属していた『Apple 5W USB電源アダプタ』との比較をしてみます。

若干『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』の方が大きいかなという印象ですが、ほぼサイズは変わらないのが分かります。


ポートはどちらとも1ポートですが、『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』はUSB PDに対応したUSB-Cポートとなっています。
今後もUSB-Cを採用した製品は更に増えていく事から、将来性を考えたら『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』の様な高性能なUSB電源アダプタを用意しておきたい所ですね。
AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1の給電能力
USBチェッカーを使い、『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』の給電能力を確認していきます。

今回は『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』とMacBookを接続し、チェックしています。

18.514Wと、20W近い数字が出ているので十分に急速充電が出来ていることが分かります。
iPhone12 miniの場合
『iPhone12 mini』と『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』で充電してみると、
約30分の充電で、バッテリー残量が20%→72%まで充電できました。
30分でこれだけ充電出来ていれば十分ですね。これはiPhoneに付属していた『Apple 5W USB電源アダプタ』では難しいと思います。
AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1のレビューまとめ

- AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1 のイマイチな点
- プラグが折り畳めない
- AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1 の良い点
- 超コンパクトなのに20W出力可能
- ロゴが目立たずデザイン的にスッキリ
- 2年保証があるので安心
『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』は、USB PDに対応し、最大20Wの高出力が出来るUSB電源アダプタです。
それだけの性能を持ちながら、500円玉とほぼ同じサイズしかなく、重さも32gと非常に軽いのが特徴。家の中で使うときも、外へ持ち出すときも大活躍してくれます。
また、個人的にはロゴが目立たず、非常にスッキリとしたデザインという点がかなり高評価。サイズ・出力共にほぼ同じ製品と言える、『Anker PowerPort III Nano 20W』の場合、ロゴが大きく非常に目立つのが難点でした。
この『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』なら、シンプルで控えめのロゴなので、どこで使っても邪魔にならずデザイン的に非常に優れていると思います。
AnkerとAUKEYどちらの20W USB電源アダプタが良いか
超小型のUSB PD対応USB電源アダプタを購入しようとした場合、Ankerの『Anker PowerPort III Nano 20W』か、AUKEYの『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』のどちらが良いか迷ってしまうと思います。
個人的に、ザックリとまとめるなら、
- 価格で選ぶなら『Anker PowerPort III Nano 20W』
- デザインで選ぶなら『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』
かなと思っています。
Ankerの『Anker PowerPort III Nano 20W』は、定価で1,780円(税込み)とAUKEYのものと比較して200円ほど安いので、価格を重視するならこちら。
対するAUKEYの『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』は、定価で1,980円(税込み)と、ちょっとだけ高め。その分ロゴが目立たずスッキリしたデザインが特徴。
セールなどでも価格は変わってくるので、どちらが良いかは好みが分かれる所ですが、僕個人としては『AUKEY Omnia Mini 20W PA-B1』がオススメですね。何と言ってもスッキリしたデザインなので目立たずインテリアと馴染む所が良いです。