
こんにちは、普段は「ロボット掃除機」+「コードレス掃除機」で部屋を掃除している、ぶっち(@___bucchi)です。
ホコリなどはロボット掃除機で十分に掃除できますが、困っているのは子供たちが食べこぼした跡や、料理をする際の飛び散った油汚れ、コーヒーをこぼしてしまった跡など”液体の汚れ”はなかなか掃除機だけでは取りきれません。
そこで、たまにフローリングモップなどを使って水拭きをすることがありますが、何回もゴシゴシしないと汚れって落ちないですよね……。

そんな悩みを解決してくれそうなコードレス掃除機が、今回紹介する『Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱ』。本製品は、「乾拭き」「水拭き」の両方がこれ1台で出来るハイブリッドなコードレス掃除機です。
実際に使ってみましたので、「使い勝手はどうか?」「どこまで汚れはおちる?」「お手入れは大変?」などを詳しくレビューしていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
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Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱとは
「neakasa(ネアカサ)」とは、ロボット掃除機『neabot Q11』と同じ「GenHigh」が立ち上げた、スティッククリーナーの開発・生産に特化した新しいブランド。
『neabot Q11』は以前レビューした事がありますが、デザインが良く手頃な価格ながら「自動ゴミ収集機能」や「LiDAR搭載による正確なマッピング」など、上位機種にも劣らない性能を持ったハイコスパなロボット掃除機でした。
本製品『Neakasaコードレス掃除機 Power Scrub Ⅱ』も、同じ会社が手掛けるだけあって、デザインと機能性の高さには期待が持てます。
スペック
Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱ | |
---|---|
電源入力 | 35V 0.5A |
消費電力 | 350W |
バッテリータイプ | リチウムイオンバッテリー |
バッテリー容量 | 3000mAh |
バッテリー電圧 | 28.8V |
浄水タンク容量 | 780ml |
汚水タンク容量 | 700ml |
運転時間 | 20〜30分 |
充電時間 | 6時間 |
運転モード | Ecoモード/Maxモード |
サイズ | 31×32×113cm |
重量 | 4.2kg |
スペックは上記の通り。
本製品は「乾拭き」「水拭き」が1台でおこなえるので、本体には水タンクなどが備わっています。
そのため、一般的なサイクロン式スティッククリーナーと比較すると、サイズ・重量ともに大きめです。
Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱの開封と本体外観

青が映えるパッケージデザイン。
なお、パッケージサイズはかなり大きめです。

パッケージを開封していくと、掃除機本体や付属品類がギッチリと詰まっています。
パッケージ内容

- 掃除機本体 1台
- ハンドル 1個
- リチウムイオンバッテリー 1個
- クリーニングツール 1個
- 充電スタンド 1台
- 乾燥トレー 2個
- 取扱説明書
パッケージ内容は上記の通り。

付属する取扱説明書は多言語対応されており、日本語での説明もなされています。

掃除機本体を立て掛けて充電するための充電スタンド。

充電スタンドは、別に付属する乾燥トレーをセットできます。
なお、この乾燥トレーは、掃除した後のパーツを乾かすために使いますので、忘れずに取り付けておきましょう。

充電スタンドに繋げる電源アダプタ。PSEマークもあります。
Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱ本体のセットアップと外観・サイズ感
『Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱ』のセットアップをしていきます。
本体のセットアップ

まずは掃除機本体に、付属してきたハンドルを差し込みます。
差し込むのは結構力が必要で「カチッ」という音がなるまでしっかりと差し込みます。

続いてリチウムイオンバッテリーを取り付けていきます。


リチウムイオンバッテリーの取り付けは難しく、結構コツがいりました。
何度か試してようやく「カチッ」という音がして取り付けが完了しました。
本体外観・サイズ感

本体はスタンドなどが無くても自立するようになっています。

正面から見た様子。モノトーンなデザインがスタイリッシュな印象です

本体正面には「neakasa」のロゴが見えますが、それ以外の装飾も無くシンプル。インテリアともマッチしそうです。

本製品の特徴であるヘッド部分。

ローラーはカバーを取り外せば、取り出すことが可能。
ローラーは、白くて柔らかいモップの様な「ソフトベルベットローラー」と、赤くてやや硬い「ソフトファイバー」を組み合わせた構造になっており、溝にあるゴミをかきだしながら、優しくモップ掛けすることによって床を傷つけずに高い汚れ落とし性能を実現しています。

ハンドル部分に付いているボタンは3つとシンプル。
ハンドル表側には「電源ON/OFFボタン」と「Eco/Maxモード切り替えボタン」の2つ。

ハンドル内側には、トリガーの様な黒いボタンがあります。
使用中にこのボタンを押すと水がローラーに注水され、水拭きが出来るようになります。


使い始める前に、充電スタンドに本体をセットして充電します。
充電時間は最大で6時間かかるという事で、比較的充電時間は長めです。

スティック型掃除機『無印良品コードレスクリーナー』と大きさを比較してみました。
『Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱ』は水タンクがある分、どうしても一般的なスティック型掃除機と比較するとサイズは大きいですね。
Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱの使用レビュー
『Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱ』を実際に使い、部屋を掃除してみます。

本体から浄水タンクを外し、水を入れます。


浄水タンクの容量は780mlと大容量。これは最大110畳(約200㎡)相当の広さを給水なしで掃除できるくらいの容量との事なので、一軒家など幅広い場所の掃除にも対応可能です。
基本的は水のみで十分に汚れが落ちますが、キッチン周りの油汚れや、足の皮脂汚れが気になる場合などは中性洗剤を混ぜて更に洗浄力を向上させることも可能です。

掃除機本体は自立した状態だとロックされています。ここでハンドルの電源ボタンを押しても動作はしません。


ロックを解除するには、ヘッド部分を足で固定し、掃除機本体を後ろに倒すような形にします。

そうするとロックが解除され、掃除機が動きました。
逆に掃除機を止めたい時は、本体を前に倒すようにして自立させると自動的に電源がOFFになります。
実際に掃除をしている様子
『Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱ』は、本体重量が4.2kgと結構重いので持ち運ぶのは少し大変ですが、ヘッド部分が自走式になっているので、実際に掃除する際にはあまり力は必要ありません。
女性などでも十分に扱えるのではないかと思います。

なお、動作音は結構大きめですが、代わりに吸引力はかなり強力です。
初期状態のECOモードでも十分すぎるくらいに強力で、床のホコリや髪の毛なんかをガシガシ取ってくれます。

ローラーが「ソフトベルベットローラー」「ソフトファイバー」の2重構造になっているため、カーペットの様なゴミを取り除きにくい素材でも、しっかりとゴミを掻き出して吸引。

標準のEcoモードでも十分に強力ですが、Maxモードにすると最大18,000Paというコードレスクリーナー最上位クラスの強力な吸引力で確実にゴミを取り除くことができます。

本製品の特徴である「水拭き」を試してみます。
ハンドル内側の黒いトリガーを押すとローラーに水が注水され、モップがけの様に床を濡らしながら掃除ができます。

水の抽出量はトリガーを押す回数で調整ができるので、汚れが酷い場合などは水の量を多めにしてしっかりと拭き掃除ができます。
実際にどのくらい綺麗になるのかを検証
実際に、この掃除機でどこまで汚れが落ちるのかを検証してみます。

床に小麦粉と牛乳をこぼして、これを掃除機で吸い取ってみます。
実際にどのくらい汚れが落ちたのかを、動画にしてみました。
動画を見ていただければ分かりますが、1回の往復でほぼ汚れが落ちているのが分かります。このように、細かい粉の様な汚れを始め、液体汚れもしっかりとキレイになったので、本製品の汚れを落とす能力はかなり高いと思います。
やや困った点
実際に掃除をしてみると、やや気になる点も見えてきました。
前述の通り、この掃除機はEcoモードですら、かなりパワフルです。

ついうっかりコードのある場所を掃除したら、めっちゃ絡まってしまいました……。
幸いローラーはすぐに外せるので、コードが絡まっても取れますが、コード類などのある場所を掃除する際には注意が必要です。

また、この掃除機はヘッドが大きいため隙間に入っていけません。
一般的なサイクロンクリーナーの場合、隙間ノズルの様なものが付属してくる事が多いですが、本製品には付属していないので、広い場所を掃除するのに向いていると言えます。
掃除した後のゴミの量とお手入れ
部屋の掃除が一通り終わったので、汚れがどのくらい取れているのかを見ていきます。

掃除機を充電スタンドにセットし、LED近くにあるセルフクリーニングボタンを押します。

すると自動的にローラーが回転し、浄水タンクからの水でローラーブラシとパイプラインを洗浄してくれます。

セルフクリーニングが終わって汚水タンクを見てみると、黒い汚れた水が溜まっていました……
定期的に部屋の掃除はしていたつもりですが、これだけの汚れが床に付いていたって事ですよね。
やはり水拭きしないと、こびりついた汚れなんかは取れないんだな…と実感。

汚水タンク内のろ過装置には、髪の毛や大き目のゴミが沢山取れていました。


汚水タンクやローラーは、毎回掃除が終わったら水洗いをする必要があります。


HEPAフィルターなど全てのパーツを水洗いし、汚れを落とします。



ローラーは、セルフクリーニングである程度はキレイになっていますが、モップに絡まった髪の毛なんかを落とすために、付属のクリーニングツールで汚れを落とします。

洗い終わったパーツ類は、電源スタンド横につけた乾燥トレーで乾かします。
これらのパーツは完全に乾燥させてから再度取り付ける必要があることに注意です。
このように、毎回パーツを洗う必要があるため、一般的なスティッククリーナーと比較するとお手入れの手間がかかります。
そのため、毎日この掃除機で掃除するというよりは、1〜2週間に1回くらいの間隔で定期的にしっかりと掃除するという運用方法が良いのかなと思いました。

Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱのレビューまとめ
- Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱ のイマイチな点
- サイズが大きく、重量もある
- ヘッドが大きくて隙間の掃除には向いていない
- 掃除後のお手入れが大変
- Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱ の良い点
- 強力なパワーによる高い掃除性能
- これ1台で乾拭き・水拭きが行え、床がピカピカになる
- 本体は重めだが、自走式なので実際に掃除をする際は軽い力で動く
『Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱ』は、1台で乾拭き・水拭きの両方に対応しているコードレス掃除機です。
最大18,000Paの強力なパワーと毎分6,500回で高速回転するローラーで、ホコリや髪の毛はもちろん、なかなか落ちにくい液体汚れなんかもしっかりと落とせます。
実際に部屋を掃除してみると、牛乳やお茶などをこぼした箇所もしっかりとキレイになっており、掃除をした後は床がサラサラになりました。
難点としてはサイズが大きめで、狭い箇所の掃除には向かない点と、掃除後のお手入れが大変な点。
そのため、毎日使う掃除機というよりは、「1〜2週間に一度、徹底的に床をキレイにするための掃除機」という使い方が適していると思いました。
こんな人におすすめ
- 一軒家など掃除する床面積が広い
- 普段から液体汚れが多く、水拭きが大変だと感じている方
- お店や幼稚園、公民館などの施設を掃除したい
まず『Neakasa コードレス掃除機 Power Scrub Ⅱ』は、本体やヘッドが大きい関係上、狭い部屋で使うものではありません。
そのため、広いリビングがあったり一軒家だったりと、掃除する床面積が広いお宅であれば真価を発揮します。
特に子供がいて食べこぼしが多い場合、この掃除機を使えば液体汚れもお構いなしでキレイにしてくれるのでオススメです。
また、個人的にかなり良さそうだなと思ったのが、店舗や幼稚園・公民館などの施設。こういった場所は床面積が広く、結構汚れも酷くなりがちなので、この掃除機の高い洗浄能力をフルに活かせそうだと思いました。