
自称ムジラーのぶっち(@___bucchi)です。
様々なアイテムが揃う無印良品では、家電製品なども販売されており、どれもシンプルなデザインで人気。
中でも、最近話題となったのがモバイルバッテリーなどのスマホ周辺機器。実はこれらの製品、中身はあのAnkerなんです。

今回紹介する『無印良品 USB用モバイルバッテリー・急速充電器付 MJ-PSMB1』は、「モバイルバッテリー」と「USB充電器」の2つの機能を1つにまとめた画期的な製品です。
本記事では、この製品が「Anker製と比べて何が違うのか?」「デザインはどう?」「充電性能はどうか?」を詳しくレビューしています。
ぜひ最後までご覧ください。
タップできる目次
無印良品 USB用モバイルバッテリー・急速充電器付とは
無印良品が販売を開始したモバイルバッテリー。
以前も無印良品はモバイルバッテリーを販売していた事がありましたが、今回注目なのはOEM先が「Anker(アンカー)」となった事で話題となっています。
Ankerといえば、モバイルバッテリーやUSB充電器を始め、ワイヤレスイヤホンやロボット掃除機など、数多くのモバイル関連製品・家電製品を販売しており、いずれも高い評価を得ています。
スペック
USB用モバイルバッテリー・急速充電器付 | |
---|---|
型番 | MJ-PSMB1 |
入力 | AC入力:100-240V/0.5A 50-60Hz マイクロUSB入力:5V/2.1A |
内蔵バッテリー | 充電式リチウムイオン電池 3.63V 5000mAh / 18.5Wh |
充電器出力 | 5V-2.1A(最大合計2.1A) |
モバイルバッテリー出力 | 出力1 / OUTPUT1: 5V-3A 出力2 / OUTPUT2: 5V-3A 総出力 5V-3A |
サイズ | 72×70×31mm |
重量 | 約189g |
使用温度範囲 | 0〜40℃ |
スペックは上記の通り。
バッテリー容量は5,000mAhとなっており、iPhone11であれば約1.5回分くらい充電できる容量があります。
ただ、最近は10,000mAhを超える容量を持つモバイルバッテリーが多く販売されている事や、スマートフォン自体のバッテリー容量も増加傾向にあるので、もう少し容量が欲しいと思うのが正直な所です。
元となったAnkerのモバイルバッテリー
本製品の元となっているのは『Anker PowerCore Fusion 5000』という製品。

こちらはAmazonでもベストセラーとなった製品で、USB充電器として使用しながら本体を充電でき、そのままモバイルバッテリーとして持ち運ぶ事ができるというもの。
これ一つで「USB充電器」「モバイルバッテリー」の二役をこなすことが出来るので、家の中でも外出先でも利用可能です。
無印良品 USB用モバイルバッテリー・急速充電器付の開封と本体外観
『無印良品 USB用モバイルバッテリー・急速充電器付』を開封して、パッケージ内容や本体外観・サイズ感を見ていきます。


パッケージは、無印良品の家電製品と同一のシンプルなデザイン。
ここから特にこの製品が「Anker」製だということ分かりません。
パッケージ内容

- 充電器本体 1台
- 充電用Micro-USBケーブル 1本
- ケーブルバンド 1本
- 取扱説明書
パッケージ内容は上記の通り。

付属のケーブルバンド。
こちらはOEM元の『Anker PowerCore Fusion 5000』では、Ankerのロゴが入っているのですが、無印良品の場合はロゴが入っておらずシンプルなデザインとなっています。
本体外観・サイズ感
本体の外観やサイズ感を見ていきます。

本体色は白。
元製品の『Anker PowerCore Fusion 5000』にも白はありますが、光沢があるツヤっとしたデザインなのに対し、無印の方は他の家電製品と同じツヤがないマットな質感となっています。

本体に付いているボタンを押すと、横にあるLEDの光によってバッテリー残量を確認することが出来ます。
残りバッテリー残量の目安は下記の通り。
バッテリー残量目安
●●●:100%
●●○:66%
●○○:33%
なお、元製品ではこちらの面にロゴが入っているのですが、無印の方はロゴが無く限りなくシンプルなデザインとなっています。

本体の角は丸くなっており、手にした時に持ちやすいのが特徴です。

ポート類は、上部のUSB-A 2ポートが出力用。下にあるMicroUSBポートが本体への充電用です。
出力は2ポート合計で最大15W。
USB-Cポートが無いので、近年話題の急速充電には対応していませんが、幅広いデバイスを2台同時に充電が可能です。

電源プラグが折り畳めるようになっているので、持ち運ぶ際に便利です。
この面には細かい仕様などが書かれていますが、PSEマークと共に「アンカー・ジャパン株式会社」という表記があり、Anker製だということがここからも分かります。

本体の重量は実測で189.1g。
USB充電器がセットになっている製品なので仕方ないかもしれませんが、モバイルバッテリーとしては重いですね。
無印良品 USB用モバイルバッテリー・急速充電器付の使い方と使用レビュー

『無印良品 USB用モバイルバッテリー・急速充電器付』本体に充電する方法としては2通り。
1つ目は、USBケーブルを使い、本体へ充電させる方法。
こちらは一般的なモバイルバッテリーの充電方法と一緒ですね。

2つ目は、コンセントに直接挿して充電する方法。
USBケーブルを使わず直接コンセントに挿して充電できるのが楽です。
しかし、本体サイズがかなり大きいので、他の製品と干渉しやすい事や、コンセント口を塞いでしまうという点は注意が必要です。
パススルー充電に対応

コンセントに挿して本体を充電している最中に、スマートフォンなど他のデバイスと繋いだ場合、まずはケーブルで繋いでいる他のデバイスを先に充電し、その後モバイルバッテリー本体の充電します。
この事を”パススルー充電”と呼び、コンセントが一つしかないような状況でも、複数のデバイスを充電できるため使い勝手に優れているのが特徴。
USBチェッカーを使い給電能力をチェック

本製品を使い、iPhone充電した時の給電能力をUSBチェッカーを用いて調べてみました。
6.214Wという出力で充電されており、昔iPhoneに付属していた5Wの純正USB電源アダプタよりも速く充電出来ているのが分かります。
最近のトレンドである最大20Wの急速充電に対応していないのは残念ですが、必要十分な出力はあると言えます。
Anker製との違い
前述の通り、本製品は『Anker PowerCore Fusion 5000』が元になっています。
具体的にどの辺りがAnker製と違うのかをまとめます。
ロゴがない

まず大きな違いとしては、Ankerの場合、本体中央や付属のケーブルバンドにロゴが入っています。
一方、本製品は無印が販売しているという事もあり、ロゴが一切ありません。
ミニマルデザインが好きな方にとっては、無印の方が好みという方も多いのでは無いでしょうか。
全国の店舗で購入できる
Ankerは基本的にAmazonなどのECサイトが主な販売経路です。店舗もありますがそこまで多くないので、欲しいと思った時にすぐに手元に届かないという場合もあります。
一方、無印の方は全国に店舗がありますので、店頭に在庫さえあれば、すぐに購入して持ち帰れるという入手性の高さがメリットの一つと言えます。
保証期間が異なる
Anker製品は保証が長く手厚い事でも有名です。
製品によっても異なりますが、基本的には18ヶ月の保証期間が付いており、公式サイトで会員登録をすると最大24ヶ月まで保証期間が伸びます。
一方で無印良品の場合、他の家電製品などと同じく一律で1年間の保証となっており、保証期間が伸びるようなサービスも無い為、保証の手厚さという意味では劣ってしまうのは残念な所です。

無印良品 USB用モバイルバッテリー・急速充電器付のレビューまとめ
- 無印良品 USB用モバイルバッテリー・急速充電器付 のイマイチな点
- 「モバイルバッテリー」として考えた場合、5,000mAhは容量が少ない
- 「USB充電器」として考えた場合、本体サイズが大きい
- Anker公式よりも保証期間が短い
- 無印良品 USB用モバイルバッテリー・急速充電器付 の良い点
- 一台でUSB急速充電器とモバイルバッテリーの二役をこなしてくれる
- Anker製ならではの高い品質で最大15Wの高出力が可能
- ロゴが一切なく、デザイン的によりシンプル
- 全国の無印良品店舗で購入できる
『無印良品 USB用モバイルバッテリー・急速充電器付』は、これ1台で「USB充電器」「モバイルバッテリー」の2役をこなしてくれます。
それぞれの製品を用意する必要が無いので、モノが減らせるという意味ではメリットが大きい製品です。
一方で、1台で2役をこなすという性質上、それぞれ単品で用意するよりも機能が劣ってしまっている点は残念なポイント。
モノを減らすという事に価値を見いだせるかどうかがこの製品を選ぶポイントだと思います。
こんな人にオススメ
- モノを少しでも減らしたい
- ロゴが無いシンプルなデザインが好き
- 無印が好き
1つで2役をこなせる画期的なコンセプトの製品ですが、残念なポイントも多い本製品。
とはいえ、品質自体はAnker製という事なので問題なく、シンプルなものが好きな人や、少しでもモノを減らしたい、無印が好きだという方にはオススメな製品と言えそうです。