Morus Zeroとは

Morus Zero

洗練されたデザインと高い機能性を備えた、超小型衣類乾燥機です。

中国の深センに本社を置く「Morus Innovation」が開発した製品で、米国のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて、約6,600万円を超える支援金を集め、大成功を収めた製品です。

日本国内での販売が待ち望まれていましたが、2021年5月、ついにクラウドファンディングサイト「Makuake」に登場し、7月16日現在、目標金額の23,145%(!)となる、1億1,500万円以上の支援金が集まっている大注目のプロジェクトです。

Morus Zeroのスペック

Morus Zero
重量13kg
乾燥容量1.5kg
電圧100V〜120V
周波数50/60Hz
消費電力1,100W〜1,200W
ドア開閉方向左開き
カラーバリエーションホワイト/ダークグレー
本体サイズ53×41×49cm
生産国中国
メーカー保証1年間

『Morus Zero』のスペックは上記の通り。衣類乾燥機としては異例のサイズ感と重量です。そもそも普通乾燥機って設置して使うのが基本なので、移動できるという事自体が画期的と言えます。

小さい反面、洗濯容量は最大で1.5kgまでと、容量があまり大きくない点は注意が必要そうです。

Morus Zeroのパッケージや付属品

『Morus Zero』のパッケージや付属品を見ていきます。

パッケージ

Morus Zeroのパッケージ

パッケージデザインはシンプルでとても好印象。側面には日本語も含む、多言語で製品の特徴などが記載してあります。

なお、パッケージは中々に大きいです。僕はこれを2階まで一人で運んだのですが、かなり大変だったので、上階へ運ぶ場合は2人居たほうが良さそうです。

Morus Zeroパッケージは大きい

パッケージを開くと、発泡スチロールでしっかりと製品が保護されています。

Morus Zeroの付属品は本体内にあります

本体を取り出しました。付属品類は本体の中にあるダンボールの中に収納されていました。

付属品

Morus Zeroの付属品一覧

付属品は、

  • Morus Zero本体 1台
  • ドライヤーボール 1セット
  • 靴専用乾燥棚 1台
  • 電源コード 1本
  • クイックスタートガイド
  • 取扱説明書

以上が付属していました。

Morus Zeroの電源ケーブル

電源コードの長さは1mほど。消費電力の多い製品なので、仕方ないのかもしれませんが、コードがかなり太く、本体のスマートなデザインと合っていないのは残念。

Morus Zeroのクイックスタートガイド、取扱説明書

クイックスタートガイド、取扱説明書は、サンプル品ながら日本語のものが付属していました。

Morus Zeroの靴専用乾燥機

靴専用乾燥棚です。『Morus Zero』では「靴乾燥モード」が搭載されており、靴を乾燥させるときに使います。

Morus Zeroのドライヤーボール

こちらには、ドライヤーボールが1セット(6個)入っています。

ドライヤーボールは6個入っています

「ドライヤーボール」とは、羊毛100%で作られているもので、衣類と一緒に『Morus Zero』に入れることによって、このボールが水分を吸収し、乾燥時間を約15%ほど短縮できるというものです。

柔軟剤を使わなくても衣類をふんわり仕上げることが出来る上に、1,000回以上繰り返し使えるので、経済的にもお得。

こちらは本来は『Morus Zero』とは別途購入するものですが、サンプル品には一緒に同梱されていました。

Morus Zeroの本体

『Morus Zero』の本体デザインや機能を見ていきます。

Morus Zero本体

本体はこの様な丸みを帯びたデザイン。ドラム式洗濯乾燥機をそのまま小さくしたような形となっています。

余計な装飾などが無く、シンプルで洗練されたデザインは、ドイツのレッド・ドット・デザイン賞や台湾のゴールデンピン・デザイン賞などを受賞するなど、世界各国から高い評価を得ています。

Morus Zero本体側面

横から見ると流線型が可愛い、卵のようなデザインとなっています。形が可愛く、ミニマルなデザインなので、部屋のどこに置いてもインテリアと調和してくれそう。

また、本体はザラザラとした触り心地で、質感は非常に良いですね。デザインに関してはかなり良いと思います。

Morus Zeroのボタン類

本体上部にはボタン類がまとめられています。上部には各モードの説明がありますが、表記はすべて英語でした。

英語なのは国内販売前のサンプル品だからかもしれません。もしかすると国内での販売時には日本語になるのかもしれませんが、日本語になると急に野暮ったくなってしまうものも多いので、デザイン的にどうなるのか少し不安に思う部分もあります。

Morus Zeroのドアを開ける様子

ドアは「OPEN」と書いてある所から開けます。なお一般的なドラム式洗濯乾燥機は、「左開き」「右開き」と両方用意されている事が多いのですが、『Morus Zero』の場合は「左開き」のみとなっています。

製品自体を動かせるので、それほど問題は無いと思いますが、設置場所が決まっている場合などは注意が必要です。

Morus Zeroのドラム内部

ドアを開けた乾燥機内部。一般的なドラム式洗濯乾燥機と同じ様な構造となっています。

Morus Zeroのドラム内部フィルター

乾燥機内部にあるフィルターは、マグネットで固定されており、引っ張ることで簡単に取りはずしが可能。楽にお手入れが出来ます。

Morus Zeroの水タンク

本体下部には、乾燥時に出た水分を溜めておく水タンクが付いています。こちらも簡単に取り外せるのでお手入れは楽です。

Morus Zero本体背面

本体背面のデザイン。後ろから見ても卵の様な形ですね。

Morus Zeroの背面給排気口

背面には、空気の給排気口があります。

給排気口のフィルター

こちらも簡単に取り外すことが出来るので、汚れてきた時のメンテナンスは簡単。

吸気用のファンが見えます

吸気用のファンが見えます。どんなファンでもそうなのですが、ちゃんとフィルターを設置し、日々お手入れをしていないと、ファンにホコリがこびり付いて性能が落ちてきます。このように簡単にお手入れが出来るようになっているのはプラスポイント。

Morus Zero本体背面下部の電源コネクタと主電源ボタン

本体背面下部には、電源ケーブルを差し込むコネクタと、主電源ボタンがあります。

Morus Zeroに電源コードを差し込む様子

使い始めるときは、電源コードを差し込み、

Morus Zeroの主電源ボタンをON

こちらの主電源ボタンをONにします。

主電源ボタンって結構入れ忘れる事が多いので、コンセントを刺したのに何も反応しないという場合は、主電源ボタンを確認してみると良いかと思います。

Morus Zeroの電源を入れる

主電源ボタンをONにしたら、本体上部の電源ボタンを押せば『Morus Zero』が起動します。

Morus Zeroで実際に服やタオルを乾燥してみます

それでは、実際に『Morus Zero』でちゃんと衣類が乾くのか、試してみます。

Morus Zeroで乾燥する洗濯物

『Morus Zero』は、最大容量が1.5kgと、それほど多くはありません。そのため家族全員分を一気に乾燥するという用途ではなく、少量の洗濯物だけ乾燥させたい場合に使うのが一番適していると思います。

そのため、今回は、

  • バスタオル 1枚
  • ハンドタオル 1枚
  • Tシャツ 2枚

を用意し、洗濯機で脱水までしておきました。

Morus Zeroに洗濯物を入れていきます

洗濯物を本体の中に入れていきます。

半分くらいまで埋まりました

全部入れたら、だいたい本体の半分くらいまで埋まりました。

ドアの横にはMAXメモリがあります

ドアには最大容量の目安である「MAX」というメモリが刻まれているので、これを基準にすれば良いでしょう。だいたい、Tシャツであれば約6枚分くらいは一気に乾燥できるようです。

Morus Zeroでのモード切替

ドアを締めたあとは、本体上部にある電源ボタンとモード切替ボタンを押して動かします。

『Morus Zero』に用意されているモードは全部で8種類。

スマート衣類の水分を自動で感知し、乾燥時間を自動調整するモード
クイック洗濯物が少ない時に、サッと乾燥するモード
リフレッシュ衣類の匂いやほこり、湿気を取りたい時に使うモード
除菌UVライトと高温により細菌を除去するモード
ドラムを回転させず、靴を乾燥させるモード
シャツシャツ類をシワ少なめに乾燥するモード
シルクデリケートなシルク素材に適したモード
温めタオルや衣類を温めたい時に使うモード

この中で、一番標準的である「スマート」モードを使ってみます。

Morus Zeroのスマートモードで乾燥

乾燥がスタートすると、ドラムが回転し、乾燥が開始します。

動く様子は、一般的なドラム式乾燥機と変わりません。

Morus Zeroの残り時間表記

上部には、残り時間が表示されています。今回の場合、残り30分からスタートしましたが、衣類の量や水分量によってもこの時間は変わるようです。

Morus Zeroの動作音はどうか

乾燥中の動作音に関して、参考までに動画を撮りましたので、よければご覧ください。

正直な感想を言うと、結構うるさいなと感じました。掃除機と同じくらいの音がするような気がします。

普段使っているドラム式洗濯乾燥機と比較しても、特に静かという事は無いので、例えばアパートなんかに住んでいる方が、帰宅後、深夜に回すみたいな事は避けておいた方が良いような気がします。

ただ、動作音に関しては、メーカーの方もうるさい事を認識しているようで、国内出荷製品に関しては動作音を軽減する調整を行っているそうです。どこまで改善されるかは分かりませんが、期待したい所ですね。

動作中は排気に注意

Morus Zero乾燥中は排気に注意

乾燥中は、本体背面から温かい湿った空気が出てきます。あまり壁の近くに置くと、湿気により壁が濡れてしまうので、ある程度空間を開ける必要があります。

取り扱い説明書によると、壁からは15cm以上離すようにと書かれていますので、設置場所には注意が必要です。

Morus Zeroで乾燥した衣類の仕上がりはどうか

Morus Zeroで乾燥が終わった様子

乾燥が終了すると、アラーム音と共に終了を教えてくれます。

なお、当初乾燥時間は30分と表示されていましたが、実際には30分で乾燥は終わらず、1時間以上かかりました。あくまで乾燥時間は目安と捉えたほうが良さそうです。

ただ、これは僕が普段使っているドラム式洗濯乾燥機でも同じなので、『Morus Zero』が特別長いという訳ではないという事を付け加えておきます。

Morus Zeroで乾燥した衣類

終わった後の洗濯物を見てみると、ドラム一杯まで膨らんでいるのが分かります。

乾燥した衣類はホカホカ

ドアを開けてTシャツを取り出してみると、本当にふっくらとホカホカに乾いていました。

バスタオルもふわふわに仕上がる

バスタオルもふわふわ。こちらはずっと使っているものなので、ヘタっているのですが、それでもふんわりと暖かく仕上がっており、ドラム式洗濯乾燥機を購入した当初の感動を思い出しました。

ハンドタオルもふわふわの仕上がり

ハンドタオルも同様にふわふわの仕上がり。

仕上がり具合に関しては文句のつけようが無く、素晴らしいの一言。普段使っているドラム式洗濯乾燥機と同等かそれ以上の性能があると言って良いと思います。

水タンクに水は溜まっていませんでした

乾燥後、本体下の水タンクを確認してみましたが、特に水が溜まっている様子はありませんでした。もっと水分量が多いものを入れると溜まるのかもしれませんが、毎回捨てなきゃいけないという心配はあまり無いようです。

Morus Zeroでシャツを乾燥してみます

『Morus Zero』は、シャツのシワを少なく乾燥できるという「シャツモード」が搭載されているので、それを試してみることにしました。

Morus Zeroでシャツを乾燥してみます

無印良品の白いオックスフォードシャツを洗濯機で洗濯し、脱水までしました。

Morus Zeroにシャツを投入

それを『Morus Zero』に入れ、

シャツモードに切り替え

「シャツモード」を選択します。デフォルトでは、温度が60℃で、時間は1時間のようです。ここでは特に時間調整はせずに、そのまま乾燥を開始させました。

Morus Zeroでシャツを乾燥中

ドラムが回転し、乾燥が始まりました。

シャツモードは温度が自動的に変化する

上部のパネルを見てみると、最初は60℃だったのが、45℃に下がっていました。衣類の量や乾き具合によって、温度なども自動調整されるようです。

乾燥が終わったシャツはどうなったのか

当初60分と表示されていましたが、だいたい15分〜20分くらいで急に終了のアラーム音がなり、乾燥が終わりました。やはり自動的に乾き具合を見て、終了してくれるようです。

さて、シワが少ないという事を売りにした「シャツモード」ですが、実際にどう乾いているのかを確認してみます。

Morus Zeroでシャツを乾燥した様子

もうこの時点で嫌な予感しかしませんw

シワシワ・・・

シャツを取り出してみた様子です。

シワシワやないかーい!

シャツの入れ方が悪かった説もあるかもしれませんが、シワが少ないという特徴は感じることが出来ませんでした。

ただこれ、普段使っているドラム式洗濯乾燥機でもシャツを乾燥させるとシッワシワになるので、そもそもこういう乾燥機でシャツを乾かそうという行為自体が無謀な気がします。

もし本当にドラム式洗濯乾燥機で、シワ少なく乾燥させたい場合は、「風アイロン」機能を搭載している日立のビッグドラムを購入するしか無いと思います。

ちなみに、シッワシワですが乾燥自体は問題なく、バッチリ乾いていました。

Morus Zeroで靴を乾燥してみます

もう一つ試してみたかったのが、靴を乾燥させる「靴モード」。ということで、実際に靴モードで靴を乾燥させてみました。

靴を感想させる場合は、付属する「靴専用乾燥棚」を使います。

今回は、子供の靴2足を乾燥させてみました。なお、「靴モード」の場合、ドラムは回転しません。

靴の乾燥具合はどうか

Morus Zeroで靴を乾燥

こういった綿素材のスニーカーの場合、だいたい1時間くらい動かせば乾燥が出来ました。

分厚いクッション素材の靴は乾燥に時間がかかる

ただ、一方でこのような分厚いクッション素材の靴の場合、1時間では乾燥出来ず、2時間ほど乾燥させてようやく乾きました。

乾燥能力自体は悪くないとは思いますが、ある程度の時間は見ておいた方が良さそうです。

Morus Zeroの電気代

こういったドラム式乾燥機は「電気代が高い」という印象があります。『Morus Zero』を使った場合、どのくらいの電気代になるのでしょうか?

この『Morus Zero』は、消費電力が1,100W〜1,200Wとなっています。

仮に1,200Wで動作し続けると仮定し、それを1時間動かした時の電気料金は、

1,200(W)×1(時間)÷1000×26.5(円)=31.8円
※電気料金を26.50円/kWhとして計算した場合

となります。

それを30日間、毎日1時間動かした場合は、月に954円という計算になります。

これをどう見るかですが、コインランドリーと比較すると、かなり経済的と言えるでしょう。

また、実際には洗濯物の量によっても乾燥時間は異なってくるため、実際にはこれよりも安くなるケースが多いのではないかと思います。

参考までに、メーカーの方がテストした結果だと電気代は以下のようになるようです。

Tシャツ1枚の場合クイックモードで約15分、電気代は約7.5円
Tシャツ6枚の場合スマートモードで約35〜50分、電気代は約24円
バスタオル1枚の場合スマートコースで約25〜40分、電気代は約19円

量が少量だった場合、そこまで電気代は高くないのかなという印象を受けました。

Morus Zeroのまとめ

Morus Zeroのまとめ
  • Morus Zero のイマイチな点
  • 動作音は結構うるさい
  • 排気口の後方はちゃんと開けないと湿気で濡れる
  • シャツはシワシワ
  • 本体価格が高い
  • Morus Zero の良い点
  • 世界のデザイン賞を総なめにした秀逸なデザイン
  • 持ち運べる乾燥機という今までに無い発想で、コンセントを繋ぐだけでどこでも使える
  • 操作がシンプルで、メンテナンス性も高い
  • 乾燥の仕上がりはバツグン。ふわふわを楽しめる

『Morus Zero』は、洗練されたデザインと、高い機能性を備えた超小型衣類乾燥機です。本体がコンパクトなので、持ち運ぶ事ができ、コンセントさえあればどこでも使えるという手軽さが嬉しい乾燥機となっています。

デザインは本当に秀逸で、どこに設置してもインテリアと調和してくれます。

また、小型ながら乾燥機能は本格的で、一般的なドラム式洗濯乾燥機と比較しても、同等かそれ以上にふんわり感が味わえ、仕上がりはバツグン。乾燥機から出した時の暖かさは幸せを感じるほどです。

良い面が沢山ある反面、乾燥容量が少ない、動作音が結構うるさいなど気になる点があるのも確か。また、本体価格が69,800円(税込)と、かなり高いのも難点

といった形で、万人にオススメという訳ではありませんが、

  • 普段は天日干ししているが、梅雨などの時期に困っている
  • 一人暮らしで洗濯物の量が少ない
  • 普段コインランドリーを使っていて、お金がかかる
  • 子供や赤ちゃんの服を急いで乾かしたい

といった方には、かなり刺さる製品だと思いました。

クラウドファンディングサイト「Makuake」では、早期限定で割引価格で購入できるので、気になった方はぜひMakuakeをチェックしてみてください。