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MATECH Sonicharge Flat 65W レビュー/驚くほど薄いのに65Wの出力が出来る、2ポート搭載のUSB充電器

ノートパソコンやタブレット・スマホの充電に欠かせないのがUSB充電器

最近では、”次世代半導体素材”と呼ばれた「窒化ガリウム(GaN)」を採用する製品も多く、以前までの製品と比べると圧倒的に小型・軽量になってきています。

そんなUSB充電器は、一般的にはキューブ型の四角い形状の製品が多いのですが、今回紹介する『MATECH Sonicharge Flat 65W』は、カード型の形状を採用し、厚さが約1.5cmと非常に薄いのが最大の特徴です。

本記事では『MATECH Sonicharge Flat 65W』の外観やサイズ感、実際に使ってみた様子や、充電性能などを詳しくレビューしていきます。

本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。

MATECH Sonicharge Flat 65Wとは

MATECH Sonicharge 130W』や『MATECH Sonicharge 100W Pro』など、高出力なのにもかかわらず、多ポートで小型軽量という意欲的な製品を作っているMATECH(マテック)から販売された最新のUSB充電器。

MATECH Sonicharge Flat 65Wとは

最大の特徴は、カード型の薄型な形状を採用しながら、最大65Wの出力に対応、更にUSB-CとUSB-Aが1ポートずつ、計2ポートのUSBポートを備えています。

カード型のUSB充電器自体は、Ankerから最大30W出力の『Anker PowerPort Atom III Slim』、最大45W出力『Anker PowerPort Atom III 45W Slim』という製品も販売されていますが、これらはUSB−Cが1ポートしか無く、使い勝手の面では惜しい点がありました。

『MATECH Sonicharge Flat 65W』は、そもそも最大出力が65Wと高い上に、USBが計2ポートあるということで、カード型のUSB充電器の最適解と言えそうな製品に仕上がっています。

MATECH(マテック)について

MATECH(マテック)株式会社は、2016年に京都で設立されたベンチャー企業。若い企業ながら、これまでにないユニークな製品を手掛けている期待の会社です。

製造自体は中国で行っているものの、製品のデザインや企画、開発・設計などは全て日本国内で行われており、サポートもちゃんと日本語で対応してくれるので、安心感があります。

スペック

MATECH Sonicharge Flat 65W
型番ACG-65W
定格入力AC 100-120V、50/60Hz、1.5A(最大)
USB-A 出力5V⎓3A / 9V⎓2A / 12V⎓1.5A(最大18W)
USB-C 出力5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓3A / 15⎓3A / 20A⎓3.25A(最大65W)
組み合わせ出力USB-C+USB-A:45W+18W
PPS対応9V⎓1.66A
使用環境0〜25℃、20〜90% RH
保管環境-20〜25℃、5〜95% RH
サイズ幅90×高さ48×奥行15.5mm
重量134g
価格5,200円(税込)

『MATECH Sonicharge Flat 65W』のスペックは上記の通り。

USBはUSB-C×1、USB-A×1の計2ポート。

USB-Cを単体で使った時には最大65Wの出力が可能なので、『MacBook Air/Pro』にも十分高速に充電できる性能を備えています。

USB-CとUSB-Aを同時使用した場合、USB-C側の出力が45Wになる点は注意ですが、それでも『MacBook Air』であればフルスピード充電出来るだけの性能があります。

また、本製品はPPSにも対応はしていますが、15W(9V/1.66A)での充電になるとの事なので、PPS目的の場合は注意が必要です。

PPSとは

Programmable Power Supplyの略で、電流と電圧を段階的に変化させることで、効率よく充電できる機能の事。これにより発熱を抑え、バッテリーの寿命も伸ばせるという機能ですが、対応しているデバイスがSamsung Galaxyシリーズの一部と少ないのが欠点。

MATECH Sonicharge Flat 65Wの開封と本体外観

『MATECH Sonicharge Flat 65W』を開封して、パッケージ内容や本体外観を見ていきます。

パッケージはシンプルなデザイン。

洗練されており、海外製品みたいな雰囲気があります。

パッケージ側面にはシリアルコードがあるので忘れずに登録しておきましょう

パッケージ側面には仕様が書かれています。

また、右に見えるホログラム部分は、削ると下にシリアルコードが隠されており、そのコードを公式サイトから製品登録すると、保証期間を2年から3年に伸ばすことが出来るので、忘れずにやっておきましょう。

パッケージのフタはマグネット方式なので、パカッと開くのが心地よい

パッケージのフタはマグネット方式になっており、パカッと開くのが心地よいです。

パッケージを開いた時の様子

パッケージを開くと、取扱説明書などが見えます。

説明書の下には充電器本体。更にその下にはUSBケーブルが収められています。

パッケージ内容

MATECH Sonicharge Flat 65Wのパッケージ内容
MATECH Sonicharge Flat 65Wのパッケージ内容
  • MATECH Sonicharge Flat 65W 本体 1台
  • USB-C to Cケーブル(2m)1本
  • 取扱説明書
  • 延長保証の案内など

パッケージ内容は上記の通りです。

付属するUSB-Cケーブル。60W(3A)まで対応しており、長さは約2m

付属するUSB-Cケーブル。長さは2mと十分で、最大60Wまで対応しています。

そもそもUSB充電器にケーブルが付属してくるケースも珍しいのですが、単体で購入したら普通に1,000円くらいはするんじゃないかと思うくらいの品質です。

付属する取扱説明書は、非常に説明が丁寧

付属する取扱説明書。

MATECHさんの取扱説明書って、いつもかなり丁寧に書かれているのが特徴です。

ここまで丁寧に詳しく書かれている説明書って他に無いんじゃないかなと思うくらい親切で、すごく好印象です。

本体外観・サイズ感

『MATECH Sonicharge Flat 65W』の外観やサイズ感を見ていきます。

MATECH Sonicharge Flat 65W本体

本体の形状はカードの様な長方形。

本体は指紋が目立たない表面加工がされている

本体のカラーはブラックのみ。

少し光沢を感じる表面は、指紋が目立たない加工になっています。

手触りもサラッとしており手に持ってもベタつかないのは良いですね。

手に取るとMATECH Sonicharge Flat 65Wのコンパクトさが分かる

実際に手にとってみると、そのコンパクトさが分かります。

USBポート部分

USBポート部分。USB-Cが1ポート、USB-Aが1ポートあります。

『MacBook Pro/Air』+『スマホ/タブレット』の様な、デバイスを複数台持ち歩いている人にとっては、かなり使いやすい構成ですね。

ただ、最近ではスマホやガジェット類もUSB-Cを採用しているケースが多く、かなりUSB-Cが普及してきているので、USB-C×2の様なバリエーションがあっても良さそうに思いました。

本体裏面

本体裏面には仕様と認証マーク類が。ちゃんとPSEマークも確認できます。

コンセントプラグは折り畳めるので、持ち運びに便利

これだけ薄型なのに、プラグはしっかりと折りたたみ式なのが嬉しい所です。

個人的に折りたたみプラグって持ち運ぶUSB充電器の必須要件と言っても過言では無いと思っています。

MATECH Sonicharge Flat 65W本体の重量

本体は実測で97.2g

メチャクチャ軽いです。65W出力できるUSB充電器の中でも最軽量クラスなんじゃないかと思います。

MATECH Sonicharge Flat 65WとiPhone12 miniの大きさを比較
左:MATECH Sonicharge Flat 65W、右:iPhone 12 mini

『iPhone 12 mini』と、大きさを比較してみます。

iPhoneと比較しても、かなり小さい事が分かります。

MATECH Sonicharge Flat 65WとiPhone12 miniの厚さを比較
左:MATECH Sonicharge Flat 65W、右:iPhone 12 mini

厚さは『iPhone 12 mini』1.5個分ほど。

カバンやポーチのポケットにも収まるくらいのサイズ感ですね。持ち運びのしやすさで言えばダントツと言えるくらい。

MATECH Sonicharge Flat 65Wの使用レビューと充電性能

『MATECH Sonicharge Flat 65W』を実際に使い、使い勝手や充電性能などを見ていきます。

壁コンセントに挿した時の様子

『MATECH Sonicharge Flat 65W』は、超薄型なので壁コンセントに挿した時の出っ張りが非常に少ないのが特徴です。

MATECH Sonicharge Flat 65Wを壁コンセントに挿した様子

実際に家のコンセントに挿してみた様子。

出っ張りが少なくシャープな印象。

真横から見るとそのスリムさが分かります

真横から見た様子。めっちゃスリムやん……。

Anker Nano II 65Wを壁コンセントに挿した様子

家にあった、同じく65W出力が出来る『Anker Nano II 65W』を、壁コンセントに挿してみた様子。

『Anker Nano II 65W』も、小型なUSB充電器なのですが、こうしてみると出っ張りが大きくて邪魔ですねw

壁コンセントの様な場所で使う場合『MATECH Sonicharge Flat 65W』の薄さはかなりのメリットと言えそうです。

コンセントによっては使いづらい場所も

これは『MATECH Sonicharge Flat 65W』に限らず、こういった薄型充電器全般に言えることですが、コンセントの形状によっては逆に使いづらいケースも考えられます。

外で使う場合、必ずしもコンセントの位置が開けた平らな場所ばかりではないと思うので、コンセントの形状を選ぶ場合がある…というのは覚えておいた方が良さそう。

不安な場合、荷物は増えてしまいますが、20〜30cmほどの短い延長ケーブルもあわせて持っておくと、どんな場所でも使えるようになるのでオススメです。

MATECH Sonicharge Flat 65Wの充電性能

ここからはUSBチェッカーを使って、『MATECH Sonicharge Flat 65W』の充電性能を見ていきます。

MATECH Sonicharge Flat 65Wを使い、MacBook Proを充電

まずはUSB-C単ポートで使った場合。『MacBook Pro 2021 (14インチ M1 Pro)』を充電してみます。

単ポートで使った時の充電能力

19.60V×2.978A=58.374Wと、十分な数値が出ています。

なお、この数値は付属してきた60W対応のUSB-Cケーブルを使った時のもの。

『MATECH Sonicharge Flat 65W』は最大出力が65Wです。

100W(5A)対応のケーブルを使うと、限界まで性能を引き出せる

ということで、100W(5A)対応の『Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル』を使い、再度測り直すと、19.50V×3.231A=63.014Wと、最大出力に近い出力が確認できました。

極端に数値が落ちるわけではないので、付属のUSB-Cケーブルでも十分な充電性能はありますが、より性能を引き出すには100W(5A)に対応したUSB-Cケーブルを使う必要があります。

MATECH Sonicharge Flat 65Wを使い、MacBook ProとiPhone 12 miniを同時に充電した様子

続いて、USB-CとUSB-Aを同時に使った場合。

MacBook Pro 2021 (14インチ M1 Pro)』と『iPhone 12 mini』を同時に充電してみます。

複数ポート同時使用しても45Wの出力ができる

USB-Cポートの方は、19.64V×2.202A=43.264Wと、スペック上限に近い数値。

USB-AポートはQC3.0に対応し、最大18Wまでの出力が出来る

USB-Aの方は5.21V×1.90A=9.908Wとそこそこの数値。

USB-AはQuick Chage 3.0に対応しているので、対応端末の場合最大18Wの給電が可能となっています。

MATECH Sonicharge Flat 65W レビュー/驚くほど薄いのに65Wの出力が出来る、2ポート搭載のUSB充電器

MATECH Sonicharge Flat 65Wのレビューまとめ

MATECH Sonicharge Flat 65W

総合評価

(4.5)
MATECH Sonicharge Flat 65W のイマイチな点
  • コンセントの形状を選ぶ
MATECH Sonicharge Flat 65W の良い点
  • 65WのUSB充電器としては、最薄・最軽量
  • USB-C×1、USB-A×1の計2ポートを備える
  • 薄いのにプラグ折りたたみ対応

『MATECH Sonicharge Flat 65W』は、カード型の形状を採用し、65Wの出力が出来るものとしては最薄・最軽量を実現しているUSB充電器です。

薄型のUSB充電器は、そもそも選択肢があまり無い上に、今まで販売されていたものはUSBが1ポートのみと、複数デバイスを持ち運ぶ人にとっては、少し物足りなさがありました。

『MATECH Sonicharge Flat 65W』は、USB-C×1、USB-A×1の計2ポートを備え、両方のUSBポートを同時使用したとしても、USB-C側は45Wの出力が出来るので、『MacBook Air/Pro』くらいのノートパソコンであれば、十分高速に充電出来るだけの性能があります。

持ち運び用充電器として”必須要件”と言えるコンセントプラグの折りたたみにも対応しており、ノートパソコンと一緒に持ち運ぶ充電器としては現状「最適解」と言えるほどの完成度だと感じました。

普段からノートパソコンやタブレットなど複数デバイスを持ち歩き、荷物をコンパクトにしたいと考えている方に、今一番オススメできるUSB充電器です。

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