
デスク周りって、「ノートパソコン」「スマートフォン」「タブレット」「ワイヤレスイヤホン」「スマートウォッチ」などの機器で溢れる事ありますよね。
メインのノートパソコンに加え、あと2、3台ほど一気に充電したいとなると、USBポートが複数ある充電器が欲しい所です。
今回紹介するのは、コンパクトなサイズながら「USB PD対応 USB-C×2、USB-A×2」の計4ポートを備え、PPS 25Wにも対応したUSB充電器『KOVOL USB-C 充電器 65W』。
本記事では『KOVOL USB-C 充電器 65W』の外観やサイズ感、実際に使ってみた様子や、充電性能などを詳しくレビューしていきます。
本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
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KOVOL USB-C 充電器 65Wとは
半導体素材に「GaN(窒素ガリウム)」を採用し、最大65Wの出力が可能ながらも、コンパクトなサイズを実現したUSB充電器です。
PD対応 USB-C×2、USB-A×2の計4ポートを備えた、使いやすい構成になっており、最大で65Wの出力が可能です。
対応端末はGalaxyなど一部に限られますが、PPSにも対応し、最大25Wまでの高出力充電できるので、スマートフォンを高速に充電したいという方にも向いています。
スペック
KOVOL USB-C 充電器 65W | |
---|---|
定格入力 | AC 100-240V、50/60Hz、1.5A(最大) |
USB-A 出力 | 5V⎓3A / 9V⎓2A / 12V⎓1.5A(QC3.0対応:最大18W) |
USB-C 出力 | 5V⎓3A / 9V⎓3A/ 12V⎓3A / 15⎓3A / 20A⎓3.25A(PD対応:最大65W) |
組み合わせ出力 | USB-C+USB-A:45W+18W USB-C×2:30W+20W USB-A×2:15W(2ポートあわせて) 4ポート全て:30W+20W+15W(USB-A 2ポートあわせて) |
PPS対応 | 25W出力対応 |
サイズ | 幅40×高さ40×奥行76mm |
重量 | 298g |
価格 | 4,999円(税込) |
スペックは上記の通り。
USBが4ポートあるため、複数同時に使った場合、細かく出力が配分されます。

具体的には上画像の通り。
単ポートの場合USB-Cなら最大65W、USB-Aなら最大18Wの出力が出来ますが、注目すべき点としては複数同時ポートを使った場合も、USB-Cの方は30Wをキープできる所。
『M1 MacBook Air』の場合、付属の電源アダプタが30Wの出力なので、『KOVOL USB-C 充電器 65W』に置き換えると、純正電源アダプタと変わらない充電速度を保ちながら、他の機器も同時に充電できてしまいます。
KOVOL USB-C 充電器 65Wの開封と本体外観
『KOVOL USB-C 充電器 65W』を開封して、パッケージ内容や本体外観を見ていきます。


パッケージは青が映えるシンプルなデザイン。パッケージ裏面には仕様や同梱物、カスタマーサポートの連絡先などが記載されています。


パッケージを開封。充電器本体はしっかりと個包装になっており、傷が付かないような工夫がされていました。
パッケージ内容

- KOVOL USB-C 充電器 65W 本体 1個
- 電源ケーブル(1.5m)1本
- ユーザーガイド
- THANK YOUカード
パッケージ内容は上記の通りです。

付属するユーザーガイドはイラストでの説明はありますが、全体的には簡素なもの。

多言語化されており、日本での表記もありますが、あまり細かいことは書かれていません。
本体外観・サイズ感
『KOVOL USB-C 充電器 65W』の本体外観やサイズ感などを見ていきます。

本体は長方形。サイズは4×4×7.6cmと、USBを4ポート備えている充電器としてはかなりコンパクトなサイズにまとまっています。
本体はマットな黒を採用し、サラサラとした質感の手触りです。また、ポート周りには光沢のある素材が使われており、デザイン的なアクセントになっています。

ちょっとロゴが目立つような気がしますが、ロゴの面を下に向けて配置すれば、まぁ気にならないかなと思います。

本体正面のUSBポート部分。
PD対応USB-C×2、USB-A×2の計4ポートが並んでいます。
これくらいのポート数があれば、この充電器一つでデスク周りはまかなえそう。

本体背面。各種仕様やPSEマークなどの認証マークも見えます。
特徴的なのが、電源コネクタの形状がメガネ型だという点。
この手のUSB充電器は電源ケーブルが直付けされていることが多く、取り外すことは出来ないのが一般的ですが、メガネケーブルを外すことで、充電器本体とケーブルを分けて持ち運ぶ事が可能。
また、汎用的なメガネケーブルを使うことが出来るので、自分の好きな長さのケーブルを別途用意すれば長さの調整が出来るという点はメリットです。

付属のケーブルを繋げた様子。
ケーブルは1.5mほどあります。コンセントからデスクに置くには十分な長さ。

『iPhone 12 mini』と並べて大きさを比較してみました。
充電器本体としてはそこまで大きくはありませんが、ケーブルも含めるとそれなりの大きさにはなります。

充電器本体とケーブルを合わせた重量が実測で249gでした。
ケーブルも含んでいるだけあって、流石に最軽量というわけではありません。
そのため、『KOVOL USB-C 充電器 65W』は、カバンの中に入れて持ち運ぶ…というよりは、デスクなどの上に固定して使う用途の方が向いていると思います。
KOVOL USB-C 充電器 65Wの使用レビューと充電性能
『KOVOL USB-C 充電器 65W』を実際に使い、使い勝手や充電性能などを見ていきます。

『KOVOL USB-C 充電器 65W』は、デスク上に固定して使うのが一番使いやすいと思うので、両面テープを使って固定します。

USB充電器の中には固定用として両面テープを付属する製品もあるのですが、『KOVOL USB-C 充電器 65W』には両面テープなどは付属していないので、自分で用意する必要があります。
今回はダイソーでも売っている3Mの剥がせる両面テープを用意しました。

デスクにしっかりと固定し、電源を繋ぎます。
電源に繋ぐと正面にあるLEDランプが3つとも点灯し、通電している事が分かります。
充電性能
『KOVOL USB-C 充電器 65W』を実際に使い、充電能力をチェックしていきます。

まずはUSB-C 単ポートで使った場合。『MacBook Pro 2021(14インチ M1 Pro)』を充電し、USBチェッカーでチェック。
なお、『KOVOL USB-C 充電器 65W』にUSBケーブルは付属していないので、別途用意する必要があります。 個人的なオススメは『Anker PowerLine Ⅲ Flow』。ケーブルが絡まらず、取り回ししやすいのが特徴です。

実際に計測してみた結果が、19.79V×3.27A=63.868Wとなっており、しっかりと『KOVOL USB-C 充電器 65W』の最大電力65Wに近い数字が出ています。

続いて、複数ポートを同時使用してみた場合。『MacBook Pro 2021(14インチ M1 Pro)』に加え、『iPhone 12 mini』も同時に充電してみます。

USB-C 2ポート同時に充電した場合も19.81V×2.193A=43.463Wとなっており、小さめのノートパソコンだったら問題なくフルスピード充電が出来るくらいの出力があります。

また、4ポート全て同時使用した場合でもUSB-Cの1ポートは30Wをキープできます。
『M1 MacBook Air』に付属してくる充電器が30Wなので、『KOVOL USB-C 充電器 65W』に置き換えると、純正の電源アダプタと変わらない速度で充電しながら、更にUSB-C×1、USB-A×2の同時充電が可能となります。

KOVOL USB-C 充電器 65Wのレビューまとめ
- KOVOL USB-C 充電器 65W のイマイチな点
- サイズはやや大きく、重量もやや重め
- 固定用に両面テープを付属してほしい
- KOVOL USB-C 充電器 65W の良い点
- USBが4ポートあり、デスク周りのデバイスを一気に充電できる
- 4ポート備えたUSB充電器としては比較的コンパクト
- 複数ポート組み合わせてもUSB-Cは30Wをキープできる
『KOVOL USB-C 充電器 65W』は、半導体素材として「GaN(窒素ガリウム)」を採用し、最大65Wの出力を可能にしながら、コンパクトなサイズを実現したUSB充電器です。
USB-C×2、USB-A×2の計4ポートと十分なポート数を備え、デスク周りのデバイス類をまとめて充電することが出来ます。
電源ケーブルとしてメガネケーブルを採用しているのも特徴的。別途用意する必要はありますが、使う環境に合わせたケーブルの長さに調整できるという点はメリットと言えます。
コンセント直付けではないので、持ち運び用としてはちょっと使いづらいですが、デスクの上に固定して使う方法が、この充電器の特性を活かすのに最適な使い方だと思います。
ノートパソコン+複数のガジェットを一気にまとめて充電したい場合『KOVOL USB-C 充電器 65W』はオススメのUSB充電器です。
Programmable Power Supplyの略で、電流と電圧を段階的に変化させることで、効率よく充電できる機能の事。これにより発熱を抑え、バッテリーの寿命も伸ばせるという機能ですが、対応しているデバイスがSamsung Galaxyシリーズの一部と少ないのが難点。