
こんにちは、ぶっち(@___bucchi)です。
iPhone 12以降、本体を購入してもUSB充電器が付属しなくなりました。そのため、USB充電器を買おうと思っても、種類が多すぎてどれを買えば良いかよくわからないですよね…
そこで、本記事では「急速充電に対応した、iPhoneにおすすめのUSB充電器」を紹介していきます。

「そもそも急速充電ってなに?」「急速充電に必要なものはある?」といった疑問や、「用途に合わせたおすすめのUSB充電器」なども合わせて詳しく解説していきますので、iPhone用のUSB充電器を探している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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iPhoneにおすすめのUSB充電器3選
まず細かい話をする前に、僕が考えるiPhoneにおすすめのUSB充電器を3つほど紹介します。
製品名 |
![]() Anker 511 Charger (Nano 3, 30W) |
![]() DIGIFORCE cube 30W 1C |
![]() CIO NovaPort DUO 30W |
---|---|---|---|
入力 | 100-240V 1.0A 50-60Hz | 100-240V 0.8A 50-60Hz | 100-240V 1.0A 50-60Hz |
出力 | 5V⎓3A 9V⎓3A 15V⎓2A 20V⎓1.5A | 5V⎓3A 9V⎓3A 12V⎓2.5A 15V⎓2A 20V⎓1.5A | 5V⎓3A 9V⎓3A 12V⎓2.9A 15V⎓2.33A 20V⎓1.75A |
PPS出力 | 3.3-11V⎓3A 3.3-16V⎓2A | 3.3V-11V⎓3A | 3.3-11V⎓3A |
最大出力 | 30W | 30W | 40W |
PPS対応 | ◯ | ◯ | ◯ |
USBポート数 | USB-C ×1 | USB-C ×1 | USB-C ×2 |
プラグ折りたたみ | ◯ | ◯ | ◯ |
カラー | ホワイト ブラック | ホワイト ブラック ネイビーブルー オリーブグリーン チャコールグレー | ホワイト ブラック |
サイズ | 約36×29×29mm ※電源プラグ含まない | 約31×31×36 ※電源プラグ含まない | 約46×36×29mm ※電源プラグ含まない |
重量 | 約40g | 約41g | 約78g |
価格 | 3,490円 | 2,500円 | 3,828円 |
これらはどれも最大30Wくらいの出力ができ、「iPhone 14 Pro / Pro Max」の様なハイエンドモデルの急速充電にも対応できる能力がある上に、コンパクトでプラグの折りたたみにも対応している総合的に優れた製品達。
その上で、最もおすすめだと思うのは『DIGIFORCE cube 30W 1C』。性能的に申し分なく、豊富なカラーバリエーションも魅力的。さらに価格も安いのでコスパの観点からも、最も優れていると思います。
他と比較して多少サイズは大きくなりますが(それでもめっちゃ小さい)、USB-Cが2ポートある『CIO NovaPort Duo 30W』も使い勝手は抜群。iPhoneとiPadを同時充電できるなど複数デバイスを所持している方におすすめのUSB充電器です。
『Anker 511 Charger(Nano 3,30W)』は、Ankerならではの安心感や手厚いサポートを求める方におすすめ。Amazonのセールで割引対象になることも多く、タイミングが良ければかなりお得に購入する事ができます。
スマホの買取をするならこの記事も参考になります
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iPhone向けUSB充電器の選び方
ここからは、iPhone向けのUSB充電器を選ぶ際に、覚えておきたいポイントを詳細に解説していきます。
急速充電に対応しているものを選ぶ
本記事の最初から「急速充電」と言っていますが、そもそも急速充電とは何か?を解説すると、急速充電に対応した製品を使用した場合「iPhoneを約30分で50%まで充電」する事が可能になります。
急速充電をするために必要なものは、以下の通り。
- 急速充電に対応したiPhone
- USB PDに対応し、20W(もしくは30W)以上の出力ができるUSB-C充電器
- USB-C to Lightningケーブル
それぞれを詳しく見ていきます。
急速充電に対応したiPhone
急速充電は、iPhone 8以降であれば全てのiPhoneが対応しています……が、シリーズやモデルによって、対応しているワット数が異なります。
具体的に、どのiPhoneが急速充電に対応しているかは下の表のとおり。
iPhoneシリーズ | 急速充電対応出力 |
---|---|
iPhone 7以前 | 急速充電非対応 |
iPhone 8〜11、SE2、3 | 最大18Wまで |
iPhone 12以降 | 最大20Wまで |
iPhone 13以降の Pro / Pro Max | 最大27Wまで |
基本的には20W以上の出力ができるものを選べば良いのですが、『iPhone 13以降のPro/Pro Max』は最大27Wまでの急速充電に対応しています。
そのため、該当のモデルを持っている方は、30W以上の出力に対応したUSB充電器を選びましょう。
USB PDに対応し、20W(もしくは30W)以上の出力ができるUSB-C充電器
USB充電器の方は「USB PD」に対応したものを選ぶ必要があります。
「USB PD」とは、「USB Power Delivery」の略で、従来のUSBよりも大きな電力供給を可能にした規格の事。

なお「USB PD」のポート形状はUSB-Cに限定されており、対応している製品の場合、USBポート近くに「PD」と記載されてある事が多いです。
基本的には20W以上の出力ができるもので問題ありませんが、「iPhone 13/14のPro/Pro Max」を使っている方は30W以上の出力ができるものを選ぶと良いでしょう。
USB-C to Lightningケーブル
急速充電するためには、ケーブルも専用のものが必要。
前述のとおり「USB PD」はUSB-Cのみに対応しているため、iPhoneと繋げる場合「USB-C to Lightningケーブル」が必要になります。
このケーブルは、iPhone 11以降であれば付属してくるので別途買う必要はありませんが、色んな場所で使うことを考えると、もう1本くらい欲しい所。

個人的におすすめしたいのは『Anker PowerLine Ⅲ Flow USB-C & ライトニング』。
シリコン素材で出来ており、柔らかく全くケーブルが絡まないので、使い勝手は抜群。一度使うとその良さに虜になるくらいのケーブルです。
↓は、USB-C to Cですが、ケーブルの性能は一緒ですので、参考まで。
iPhone 15からはUSBポートがUSB-Cに
2023年9月に発売された『iPhone 15』からは、USBポートがついにUSB-Cになりました。
今まで使ってきたライトニングケーブルは使えなくなりましたが、より汎用的なUSB-Cになったので、ケーブルも他のUSB-Cデバイスと共有できます。
ただ、ややこしい事に『iPhone 15 / 15 Plus』の場合、USB-Cではありますが仕様としてはUSB2.0なのに対し『iPhone 15 Pro / Pro Max』の場合、USB3.0に対応しています。
単純に充電したいという事だけであれば、『Anker PowerLine Ⅲ Flow USB-C & USC-C』とかで問題ないと思うのですが、『iPhone 15 Pro / Pro Max』でデータ転送速度も速くしたい場合、全部入りのThunderbolt 4ケーブルなんかを持っておくと良いと思います。
Apple純正以外の製品は使っても大丈夫?安全性は?
Amazonなどを見ると、有名なメーカーから、聞いたことの無いようなメーカーまで、様々な製品が売られています。
価格や使い勝手の面でApple純正よりも優れている製品も多いのですが、安全性という観点から言うと安い製品の中には安全性に疑問が残る製品もあります。
そこで注目したいのが、「MFi」マークや「PSE」マークといった認証マークが付いているかという点です。
MFiマークとは
MFiとは「Made For iPhone/iPad」の略で、Appleが定める性能基準を満たした製品に、このロゴを表示することが認められています。
つまりAppleお墨付きという事なので、Apple純正品と同じくらいに信頼性が高く、将来的なiOSのアップデートにも対応しているのが大きなメリットとなります。
MFiマークは、主にLightningケーブルに付いている事が多く、ケーブルを選ぶ際には是非「MFi」マークがあるものを選びたい所です。
PSEマークとは


PSEマークとは、電気用品安全法によって定められた基準に適合する電化製品に付けられるマークの事です。
マークには「ひし形」と「まる型」の2種類があり、「ひし形」は第三者機関による検査が行われ、それに合格したものに表示が認められるのに対し、「まる型」の方は、第三者機関による検査が不要という点が異なります。
充電器の場合、特定電気用品にあたるので「ひし型」のPSEマークがあるか無いかを確認しておくと良いでしょう。
用途別で選ぶiPhoneにおすすめのUSB充電器
記事の冒頭でおすすめのUSB充電器を選びましたが、持っているiPhoneや用途によっておすすめのUSB充電器も異なってきます。
ここからは、用途にあわせたおすすめのUSB充電器を紹介していきます。
サイズを重視する場合
とりあえずコンパクトなものが欲しいという場合、20Wまでの出力ができるものを選ぶと良いでしょう。どの製品も500円玉ほどのサイズながら「USB PD」に対応しており、急速充電が可能です。
製品名 |
![]() Anker PowerPort Ⅲ Nano 20W |
![]() AUKEY Omnia Mini 20W Ⅱ |
![]() DIGIFORCE 20W Dual Port Fast Charger |
![]() CIO CIO-PD20W3C |
---|---|---|---|---|
入力 | 100-240V 0.6A 50/60Hz | 100-240V 0.6A 50/60Hz | 100-240V 0.6A 50/60Hz | 100-240V 50/60Hz |
出力 | 5V⎓3A 9V⎓2.22A | 5V⎓3A 9V⎓2.22A | 5V⎓3A 9V⎓2.22A 12V⎓1.67A | 5V⎓3A 9V⎓2.22A 12V⎓1.66A |
PPS出力 | 3.3V-11V⎓2A | |||
最大出力 | 20W 2ポート同時使用時:15W | 20W 2ポート同時使用時:15W | ||
PPS対応 | − | − | ◯ | − |
USBポート数 | USB-C ×1 | USB-C ×1 USB-A ×1 | USB-C ×2 | |
プラグ折りたたみ | − | ◯ | ◯ | − |
カラー |
ホワイト ブラック ラベンダーグレー ミントグリーン | ホワイト ブラック |
ホワイト ブラック チャコールグレー オリーブグリーン ネイビーブルー | ホワイト |
サイズ | 約45×27×27mm ※電源プラグ含む | 約33×30×30mm ※電源プラグ含まない | 約30.8×30.8×36.8mm ※電源プラグ含まない | 約28×28×30mm ※電源プラグ含む |
重量 | 約30g | 約34g | 約40g | 約35g |
おすすめ度 |
Anker PowerPort III Nano 20W
充電器やモバイルバッテリーで有名なAnker(アンカー)から販売されている、USB PD対応で20Wの出力が可能な小型のUSB充電器が『Anker PowerPort III Nano 20W』。

本製品は「窒化ガリウム(GaN)」を採用し、500円玉とほぼ同じサイズを実現しながらも、USB PDに対応、最大出力も20Wと、性能はApple純正USB充電器と変わりません。
Ankerなのでサポートも充実しており、18ヶ月の製品保証に加え、公式サイトで会員登録すると最長24ヶ月まで保証期間が延長し、何か不具合が生じた場合は新しいものと交換してくれるので、長い目で見ても安心できるおすすめのUSB充電器です。
AUKEY Omnia Mini 20W Ⅱ
充電器やモバイルバッテリーなどを多く手掛ける「AUKEY(オーキー)」から販売されているUSB充電器が『AUKEY Omnia Mini 20W Ⅱ』。
こちらも「窒化ガリウム(GaN)」をベースに独自開発した「Omnia Chipset(オムニア チップセット)」を搭載することで、小型化に成功。
USB PDに対応し、最大20Wの出力が出来る上、約33×30×30mmという小型サイズながら、プラグの折りたたみにも対応しているのが大きな特徴です。
DIGIFORCE 20W Dual Port Fast Charger
『DIGIFORCE 20W Dual Port Eaft Charger』は、コンパクトサイズの中に、USB-A×1、USB-C×1の計2ポートを収めた画期的なUSB充電器。
USB-C単ポートで使った場合、最大20Wの出力ができるので、大半のiPhoneをフルスピードで充電することができます。
また、プラグの折りたたみにも対応しているため、もし運びやすい上に、他のUSB充電器ではあまり見かけない「ネイビーブルー」や「オリーブグリーン」といったカラーがあるのも特徴的です。
価格も比較的安く、デザイン、カラー、性能、全てのバランスが高いレベルで備わっているUSB充電器と言えます。
CIO-PD20W2C
なんと500円玉と同じくらいのサイズながら、USB-Cを2ポート搭載したのが『CIO-PD20W2C』。
このサイズでUSB-C×2って他では見かけることが出来ないくらい革命的なUSB充電器です。
2ポート同時使用時は最大15Wになってしまう点はやや残念ですが、それでも「iPhone」と「Apple Watch」など2デバイス同時充電が出来るのは本製品ならではのメリットです。
口コミによると、耐久面がいまいち優れないという声もありますが、CIO公式サイトより会員登録、および延長保証登録をすると2年間まで保証してくれるので、安心の為にも登録しておくと良いでしょう。