Intel SSD 600pとは

「Intel SSD 600pシリーズ」は、2016年秋頃に発売されたIntel初のコンシューマー向けNVMe M.2 SSDです。TLC 3D NANDフラッシュを採用したSSDです。

販売当初は他製品と比較しても低価格を実現し、非常にコストパフォーマンスが優れたものでした。流石に2019年現在では、SSDの価格も下がってきており、性能も高い後継品が出てきています。

購入したIntel SSD 660p

通常ならば2019年現在でこのSSDを選択する理由は特に無いのですが、秋葉原にあるオリオスペックで「アウトレットセール」を行っており税込み7,020円と、なかなかに安くなっているのに加え、システムストレージをNVMe M.2 SSDにしたかったので、店頭に並んで購入してきました。

Intel SSD 600p 512GBのスペック

「Intel SSD 600p」シリーズのスペックは以下のようになっています。

Intel 600p シリーズ
容量128GB256GB512GB1024GB
フォームファクターM.2 2280
インターフェースPCIe NVMe 3.0×4
シーケンシャル読み込み770 MB/s1,570 MB/s1,775 MB/s1,800 MB/s
書き込み450 MB/s540 MB/s560 MB/s560 MB/s
ランダム読み込み35,000 IOPS71,000 IOPS128,500 IOPS155,000 IOPS
書き込み91,500 IOPS112,000 IOPS128,000 IOPS128,000 IOPS
TBW
書き込み耐久性
72 TBW144 TBW288 TBW576 TBW
MTBF
平均故障間隔
160万時間
動作環境温度0℃〜70℃
消費電力動作時100mW
アイドル時40mW
保証期間5年

購入した512GBモデルは、読み込み速度が1,775MB/s、書き込み速度が560MB/sとなっています。

2021年現在はもっと高性能なSSDが販売されており、そちらは読み込み速度が3,000MB/sを超えるものもありますが、それと比較するとこの「Intel SSD 600pシリーズ」は、控えめな性能と言えます。

しかし、SATA接続のSSDは読み込み性能が大体550MB/sくらいが上限なので、そちらと比較するとNVMe接続の優位性は発揮できていると言えそうです。

Intel SSD 600p 512GBを開封

付属品は、本体以外に簡易マニュアルが付いているだけとシンプル。

SSDなんて取り付けるだけなので、特に難しい説明は不要という事だと思います。

Intel SSD 600pを取り付け

それでは、『INTEL SSD 600p』を組み込んでいきます。

組み込んでいくPCは『Dan Cases A4-SFX』を使った超小型PC。このケースは容量が7.2Lと超小型ながら、長さ30cmまでのグラフィックボードを搭載できるので、小さいのに高機能というロマン溢れるPCが作れます。

組み立てた時の様子を記事にしてありますので、よろしければご覧ください。

それでは、この『Dan Cases A4-SFX』マシンに『INTEL SSD 600p』を組み込んでいきます。

ケース内部にアクセスするためには、全てのパネルを外していきます。使用しているマザーボード『ASRock Fatal1ty AB350 Gaming-ITX/ac』は、マザーボード裏側にM.2スロットがあるため、一旦全てのケーブルを外して、マザーボードを取り出します。

マザーボードだけ取り出せればよかったのですが、マザーボードを取り外すには結局電源も外さなければいけなかったので、全て外していきます。

小型ケースデメリットの1つが、メンテナンス性が悪いことですね。これは小ささゆえの代償という事なのでしょうけど。

マザーボードのM.2スロットがありました。ここに購入した『INTEL SSD 660p』を取り付けていきます。

M.2スロットは、マザーボードとSSDをネジ止めして固定します。購入した『INTEL SSD 660p』のパッケージ内にはネジが入っていなかったので、最初どこにネジがあるのか分かりませんでしたが、マザーボードの箱の中にちゃんとネジが入っていました。

このM.2固定用ネジを無くした場合は、Amazonでネジが売っていますので、そちらを購入する必要があります。

注意点としては、マザーボードメーカーによってネジが合わないケースがあるみたいなので、一度調べてから購入する事をオススメします。

SSD Intel 600pの詳細とベンチマーク

それでは『Intel SSD 600p』を取り付けたので、色々と見ていきます。

CrystalDiskInfo 8.1.0の情報

CrystalDiskInfoの8.1.0でSSDの情報を見ていきます。インターフェイスはNVMe、対応転送モードはPCIe 3.0×4となっています。

この日室温が結構高かったせいもあるのでしょうが、アイドル時で温度が54℃となっており、かなり高いように感じます。NVMe SSDは高性能だけど発熱が凄いという難点がありますので、出来ればヒートシンクを付けたほうが良さそうです。

CrystalDiskMark6.0.2の結果

シーケンシャルリードは約1,800 MB/sと、公称値と同様かそれ以上、シーケンシャルライトは約400 MB/sと公称値よりも少し落ちる結果となりました。ランダムリードは最大約400 MB/s、ランダムライトも最大約400 MB/sほど出ています。

Intel SSD 330シリーズ 120GBとの比較

比較として、今までシステムドライブ用として使っていた、『Intel SSD 330シリーズ 120GB』のCrystalDiskMark結果です。もちろん世代も全く違いますし、インターフェースもSATAとNVMeで全く違うので、比較対象として適切では無いのですが、それぞれ倍以上の速度が出ているのが分かります。

Intel SSD 330シリーズも購入当時は120GBで1万円以上したはずなので、SSD安くなったなぁと感じます。

CrystalDiskMark計測後の温度

CrystalDiskMarkを計測した後、温度がどうなっているのかを確かめてみました。72℃とかなりの高熱になっています。これはやばい。。。恐らくサーマルスロットリングが働いており、ベンチ結果にも影響してると思われるので、ヒートシンク付けないとダメですね。

SSD Intel 600pのまとめ

  • Intel SSD 600p のイマイチな点
  • アイドル時で50℃、高負荷時で70℃を超える発熱
  • 2021年現在、速度・容量面でもっとコスパの良い製品がある
  • Intel SSD 600p の良い点
  • M.2スロットなのでケーブル取り付けにケーブルが不要
  • NVMe接続なだけあって、SATA接続のSSDより読み込み速度が数倍速い

『Intel SSD 600p』は、比較的価格が安価なNVMe M.2 SSDです。性能もSATA接続SSDと比較すればかなり速く、容量もそこそこあるのでシステムドライブ用に最適なSSDだと感じました。

M.2スロットに差し込むので、SATAの様にケーブルがいらず、ケーブルの取り回しに苦労する小型PCにうってつけと言えます。

しかし、デメリットとしては発熱が凄く、ヒートシンクを付けてあげないと本来の性能も発揮できない点と、2021年現在ではもっと優れたSSDが出てきている点です。

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CrucialやWDなどが出しているNVMe M.2 SSDの場合、1GBの容量で1〜1.5万円で購入できるので、容量あたりの単価が安く、性能も問題ありません。現在SSDを購入するなら上記の様な製品がオススメです。