
モバイルバッテリーと言えば、容量やサイズなどによって様々なものが販売されています。今回紹介するのは、30,000mAhという超大容量、最大6台まで同時充電可能、ソーラー充電対応、大型LEDライト搭載、防水・防塵とまさに災害時やアウトドアの為に作られたモバイルバッテリー『Horbor』です。
現在、クラウドファンディングサイト「Makuake」で支援を受け付けているモバイルバッテリー『Harbor』。Makuakeで公開してからわずか2時間で目標金額を達成し、5月25日現在、目標金額の1000%を超える300万円以上の支援金が集まっています。
この製品は、
- バッテリー容量が30,000mAhと超大容量
- ワイヤレス高速充電にも対応
- 1台で最大6台まで同時充電が可能
- 大型LEDライト搭載
- ソーラー充電可能
- 防水・防塵対応
といった特徴があり、まさに最強と呼べるモバイルバッテリーです。実際に使ってみた様子をレビューします。
記事作成にあたり、メーカー様よりサンプル品を提供していただきました。
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パッケージ内容

- Harbor本体 1台
- USB Type-A to micro USBケーブル 1本
- USB Type-A to Cケーブル 1本
- 取扱説明書
パッケージ内容は上記の通り。


付属のUSBケーブルは両方とも質が良さそうなしっかりとした作りです。microUSBケーブルの方は2Aの急速充電対応のものです。
スペック
Harbor | |
---|---|
バッテリーセルタイプ | リチウムポリマー電池 |
バッテリー容量 | 30,000mAh |
マイクロUSB入力 | 9V/2A 18W |
ソーラー入力 | 5V 300mA |
Type-C 入力/出力 | 9V/2A 18W PD3.0 |
USB-A 出力×1 | 9V/2A 18W QC3.0 |
USB-A 出力×3 | 5V/3A 15W |
ワイヤレス出力 | 10W |
LEDライト | 900ルーメン、最大30時間点灯可能 |
SOSフラッシュライト | 2モード |
本体サイズ | 188mm×99.5mm×36.8mm |
重量 | 760g |
認証 | CE/FCC/PSE |
ライフサイクル | 500サイクル |
保証期間 | 12ヶ月 |
本体外観

『Harbor』本体のデザインと各機能を見ていきます。全体的にはまさにタフな感じ。正直オシャレさはありませんが、堅牢性が高くどこへ持ち運んでも大丈夫と思わせてくれる安心感があります。
本体表面

本体表面は全面がソーラーパネルとなっており、太陽光に当てると本体へ自動的に充電してくれます。
充電中は【SOLAR】と書いてあるLEDが緑に光ります。
ただ、このソーラー充電はあくまで非常用となっており、太陽光のみでフルチャージをしようとするとかなり時間がかかります。そのため、普段はUSBを使って有線で充電するのが基本になります。
本体側面

側面には電源ボタンがあります。このボタンを押すことで、電池残量の確認やLEDライトの点灯・消灯などが行えます。

電源ボタンを1回押すと、電池残量をLEDランプで教えてくれます。
本体上部


本体上部にはUSB端子類。通常はシリコンゴムの蓋でガードされていますが、蓋を開けると端子が現れます。
- マイクロUSB 入力:9V/2A 18W
- USB-C 入力/出力:9V/2A 18W PD 3.0
- USB-A出力×1:9V/2A 18W QC 3.0
- USB-A出力×3:5V/3A 15W
各USBポート類は上記のような仕様になっています。
USB-CはPD(Power Delivery)対応の18Wまで出力出来るほか、USB-Aの方もQC(Quick Charge)に対応した18Wの出力が可能。その他のUSB-A端子も15Wまでの出力に対応するなど、全てのポートが高出力で素早くデバイスの充電が可能となっています。
本体上部

本体下部には大型のLEDライトが2つ搭載されており、その明るさは900ルーメン(60Wの白熱灯に相当)にもなります。補助的にLEDライトを搭載しているモバイルバッテリーもありますが、ここまでしっかりとしたライトを搭載しているものはあまりないのではないでしょうか。
本体裏面

本体裏面はワイヤレス充電。最大10Wの高速ワイヤレス充電に対応しているので、Galaxyシリーズなどの対応端末であればより高速に充電可能です。

ワイヤレス充電をする際には、一度側面にある電源ボタンを押し、スタンバイ状態にした上で端末を置けば充電が開始されます。一度電源ボタンを押さなければいけないのは少し手間なので、置けばそのまま充電してくれればもっと良かったように感じます。
Harbor本体への充電

『Harbor』本体を充電する場合は、microUSBかUSB-Cケーブルを使って有線で充電、もしくはソーラー充電で充電可能です。ただし、前述の通りソーラー充電はかなり時間がかかってしまうので、基本的にはケーブルを使って本体へ充電することとなります。
Harborの大きさ・重量

『Harbor』はモバイルバッテリーとして考えるなら大きめ。寸法は 188mm×99.5mm×36.8mmで、iPhone8と比較すると大きさがわかると思います。

重量は実測で743.5gと普段遣いで持ち歩くには結構な重量。
しかしこの『Harbor』は、普段使いするモバイルバッテリーではなく【アウトドアや緊急時に活躍する電源】と考えると、むしろコンパクトにまとまっているのではないかと思います。
Harborで同時充電を試してみた

ワイヤレス充電も含めると計6台も同時に充電できるとの事なので、近くにあったデバイスを繋げてみました。
- USB-Cポート:12インチMacBook
- USB-Aポート:iPhone6s、Kindle PaperWhite
- ワイヤレス充電:iPhone8
上記のデバイス達で試してみましたが、全てのデバイスで充電出来ていることが確認できました。
ただ、12インチMacBookは30Wが必要なのに対し、『Harbor』のUSB-Cポートは最大18Wまでの出力となっており、使いながらだとMacの電源は減っていきます。とは言え、緊急時にMacの充電が出来るというのは安心感があります。
HarborのLEDライトを試してみた
『Harbor』に搭載されているLEDライトは、900ルーメンという60Wの白熱灯に相当するくらいの高輝度LEDが搭載されています。それが最大30時間の連続点灯が可能なので、非常時の電源としてはかなり心強い。

正面からだと眩しすぎるくらいの光量。
寝室を照らしてみた

自宅寝室の電気を全て消し、真っ暗な状態で照らしてみました。メチャクチャ明るいです。普通にこれがあれば懐中電灯なんて要らないだろってレベルで明るい。

これだけ明るければ、キャンプなどアウトドアの際の懐中電灯としても、停電などの非常時の明かりとしても十分に使えます。しかも最大30時間連続点灯可能。

さらに、LEDライト点灯中に電源ボタンを押すと、2段階の点灯モードに切替可能。SOSとして発信できます。
Harborのまとめ
Harborを実際に使ってみて感じた事のまとめです。
- Harbor のイマイチな点
- 普段から持ち歩くような製品ではない
- デザインはあまりオシャレではない
- Harbor の良い点
- 30,000mAhの超大容量による圧倒的な安心感
- ワイヤレス充電も含めると6台同時充電可能
- PD対応USB-C端子があるので、MacBookや、ニンテンドースイッチなどにも充電可能
- タフネスボディで防水・防塵
- 大型LED搭載などアウトドアや災害時で大活躍してくれる機能満載
『Harbor』は30,000mAhの大容量と6台まで同時充電可能など、機能面では文句のつけようが無いくらいに充実したモバイルバッテリーです。
ただ、用途としては結構選ぶかなといった印象。普段遣いとして持ち運ぶには流石に大きいし、重量もあります。そのため、モバイルバッテリーというよりは【アウトドアや緊急時に活躍するコンパクトな非常電源】と言った方が正しい様な印象。防災バッグの中に入れておいても良いですし、アウトドアグッズとして一緒に持っていくなどの用途では大活躍する事間違いなしです。
現在「Makuake」では特別価格で『Harbor』を応援購入できますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。