
デスク周りをスッキリさせたい、自由にディスプレイの位置を調整したいといったニーズに答えてくれるのがモニターアーム。
僕も以前から使ってみたいと考えていましたが、様々なメーカーから販売されており価格も様々。安いものでは数千円、高いものでは1万円以上するものまであります。
今回、色々と比較検討してみて、グリーンハウスの『GH-AMCD01-WH』を購入することにしました。購入価格としては4,000円ほどで、モニターアームとしては安価な部類に入ります。
このモニターアームは以下の様な特徴を持っています。
- 4軸ガススプリング方式を採用
- 価格が安価
- モニターアームには珍しい白色
白くてオシャレなモニターアームを探している方にはオススメの製品ですので、実際の取り付け方法や使い勝手などを詳しくレビューしていきます。
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グリーンハウス モニターアーム GH-AMCD01の開封と本体外観
『グリーンハウス モニターアーム GH-AMCD01』を開封し、パッケージ内容を確認していきます。

パッケージは、このようにシンプルなデザイン。質実剛健って感じですね。
パッケージ内容

- モニターアーム本体 1台
- 取り付け用パーツ(クランプ式・グロメット式両対応)1式
- 取扱説明書
パッケージ内容は上記の通り・
取り付けパーツは、クランプ式・グロメット式どちらでも対応出来るように両方が付属しています。なお、「クランプ式」「グロメット式」の違いについては以下の通りです。
方式 | 特徴 |
---|---|
クランプ式 | 万力で机などを挟み、締め付けるようにして固定する方法。机に穴をあける必要がないので、手軽に取り付け・取り外しができます。 |
グロメット式 | 机に穴を開けて、前後を留める固定方式。穴をあける必要はあるが、余計なスペースが生じにくく、強力に安定した固定が可能です。 |
スペック
グリーンハウス モニターアーム GH-AMCD01 | ||
---|---|---|
対応規格 | VESAマウントインターフェース規格(FPMPMI)100mm / 75mm | |
耐荷重 | 3kg~7kg ※3kg未満の液晶ディスプレイは使用できません。 | |
対応ディスプレイサイズ | 10~27インチまで | |
可動範囲 | チルト: 上85°/ 下45° パン: 左90°/ 右90° 回転: 360° | |
取付可能天板 | (クランプにて取り付ける場合) 厚さ:20mm~100mm 奥行:110mm以上 幅:100㎜以上 | (グロメットにて取り付ける場合) 厚さ:20mm~100mm 奥行き:110mm以上 幅:100mm以上 |
本体サイズ | 幅110×奥行510×高さ454mm | |
重量 | 約2.1kg | |
保証期間 | 1年間 |
本体外観


モニターアーム本体の色は白。モニターアームは基本的に黒色の製品が多く、無骨な印象のデザインが殆どです。エルゴトロンなど有名メーカーの高級なモデルには白色が用意されていますが、数千円程度の安価な価格帯で白色があるのは稀です。
グリーンハウス モニターアーム GH-AMCD01の組み立てと取り付け
モニターアームを組み立てていきます。
今回、僕はデスクに穴を開けたくないので「クランプ式」で取り付けることにしました。

デスクに取り付ける際に必要になるL字型固定用金具です。


ネジなどの細かいパーツ類は全て小分けされており、それぞれにアルファベットが振ってあり非常に分かりやすく親切だと感じました。安価な製品なので、こういう所が疎かになりがちだと思うのですが、丁寧だなと素直に感心しました。

固定用金具をモニターアーム底面に固定します。

説明書に従い、モニターアームの底面に滑り止めゴムを取り付けます。

クランプにも滑り止めゴムを取り付け。

クランプ金具を取り付けた状態がこちらになります。天板の太さによって取付金具の位置を変えられます。天板の厚さは20〜100mmのものまで取付可能です。

デスク端の方に固定しました。

デスク下側から見た様子です。現在使っているデスクの天板は20mmほどと、仕様上は取り付け下限ギリギリなので大丈夫かなと心配でしたが、無事取り付けられました。現在の所外れそうな様子もありません。

無事デスクに固定することができました。個人的にデスク周りに置くものは極力白いものと決めているので、このモニターアームはとても良いですね。次はディスプレイを取り付けていきます。
ディスプレイを取り付け
無事デスクにモニターアームを取り付けられたので、次はいよいよディスプレイを取り付けていきます。

ディスプレイはEIZOの『EV2450-WT』。
こちらは販売当初に購入し現在までずっと使っているものです。
最近のディスプレイにあるような高機能な製品ではありませんが、IPSパネル搭載で見やすい上に、3辺がフレームレスで本体の色が白とデザイン的に気に入っているディスプレイです。
ディスプレイに一緒に付いてきたスタンドを使っていますが、VESA規格のネジ穴も空いているので、モニターアームも取付可能です。
モニターアームにディスプレイを取り付け

まずはディスプレイスタンドを外します。ネジ止めしてあるのでネジを外していきます。

スタンドを外した様子。4つのネジ穴があり、この穴の間隔が10cmとVESA規格の100×100mmに対応したネジ穴の間隔になります。
購入してからずっと使っているためか、ディスプレイ背面には黒いゴム跡みたいなのが付いています。ウェットティッシュで拭いてみたのですがあまり綺麗にならず。背面なので普段見えることは無いので問題は無いのですが、本格的に綺麗にしたい場合、何か別の方法を考えなければいけませんね。

まずは上部2つのネジ穴にワッシャーとネジを取り付けます。

この上部のネジは、モニターアームに引っ掛けるので締めすぎてはいけません。

モニターアームに、ディスプレイを上から置くような形で設置します。この時にネジとワッシャーの間にモニターアームの金具が入るようにします。

下部2つのネジはワッシャーを付けてネジ止めです。この際にもあまりキツく締めすぎないように注意が必要。

モニターアームの取り付けが終わったら、次はディスプレイにケーブル類を繋げていきます。
モニターアームにはケーブル結束バンドが付属しているので、それらをつかってひとまとめにしておくと良いです。注意点としては、ケーブルを繋げる際にはあまり引っ張りすぎずケーブルに少し余裕を持たせておくこと。余裕が無い場合、アームを動かした際にディスプレイからケーブルが外れてしまいます。

ディスプレイに繋げたケーブル類は、まとめてモニターアーム内に収納することができます。


モニターアーム下部にもケーブルガイドがあります。こちらはネジで固定されているので一度ネジを外す必要があります。

更にクランプ部分にもケーブルガイドがあるので、こちらにもケーブルをまとめていきます。ただ、このクランプ部分のケーブルガイドは太いケーブルを通すのが少し手間でした。

ケーブルを通した様子です。多少綺麗に見えるでしょうか。本当言えばApple製品のようにケーブル自体の色も白に出来たらもっとスッキリ見えるのでしょうが、売ってないので仕方ありません。
グリーンハウス モニターアーム GH-AMCD01にディスプレイを付けた様子

一通り設置が終わりましたので、キーボードとマウスを元に戻しました。モニターアーム取り付け前と比べモニター下の空間がスッキリと空いているので、より有効活用出来そうです。
可動範囲をチェック

下方向に動かすとここまで下がります。

上に持ち上げるとこんな感じです。右側に置いてあるスピーカーが干渉して若干邪魔ですが、このくらいまでは余裕であがります。

奥方向に押し込むとこんな様子。ディスプレイが邪魔な時は奥に押し込んでおけば、デスク周りで広く作業できます。

個人的には縦向きにする事はまず無いのですが、縦向きにして使うことも可能。縦に長い文章を読む時などに活躍してくれそうです。

左右の角度が90°まで可動するので、2台並べて何か作業しながら横で補助的に使うのも良さそう。
動かしやすさはどうか
他の方のレビューでは固くて動かしづらいという意見も見られました。自分個人としても確かに動かす際にちょっと固いなと感じることがあります。

ただ固さに関しては6角レンチを使えば調節可能ですので、そこまで問題ではないかなと思いますが、もっと頻繁にディスプレイを動かすような使い方の場合、少し気になるかもしれません。

グリーンハウス モニターアーム GH-AMCD01のレビューまとめ
- グリーンハウス モニターアーム GH-AMCD01 のイマイチな点
- アームはちょっと固く、動かしにくい
- グリーンハウス モニターアーム GH-AMCD01 の良い点
- モニターアームには珍しい白色のデザイン
- 4軸ガススプリング方式を採用し、ディスプレイの位置が自由自在
- 価格が比較的安価
『グリーンハウス モニターアーム GH-AMCD01』は、モニターアームには珍しい”白色”を採用しているのが特徴。
白色を中心としたデスク環境を構築している方にとっては、価格が安いこのモニターアームは有力な選択肢と言えます。
欠点としてはアームが固く動かしづらい点。ここはやはり上位価格のモニターアームと比較すると劣っている点ですね。
とはいえ、あまりアームを頻繁に動かさないのであれば特に大きな問題は無く、ディスプレイ回りをスッキリと有効に使えるので、モニターアーム入門用としてもオススメです。