BenQ GK100とは

BenQ GK100のまとめ

BenQ GK100』は、BenQ社が販売している4K対応の短焦点ホームプロジェクターです。

一般的に「4K」に対応しているプロジェクターは、本体が大きい、重い、デザインは無骨であまりおしゃれなものは無いなどの不満点がありましたが、この『BenQ GK100』はキューブ型の外観で、どのようなインテリアにも調和するデザインが特徴です。

実際に2020年グッドデザイン賞を獲得しており、シンプルで研ぎ澄まされたデザインは各方面から高い評価を得ています。

BenQ(ベンキュー)とは

BenQという会社は、パソコン用の液晶ディスプレイを数多く販売しているメーカーで、パソコンに詳しい人だったら知っている方も多いと思います。高品質ながら手に取りやすい価格という事もあり、実際にBenQのディスプレイを使っている方も多いのではないでしょうか?

そんなBenQは、プロジェクターにもかなり力を入れています。家庭で楽しめるホームシネマ用の他にも、ビジネスシーンで使える業務用プロジェクターや教育現場向けのプロジェクターなど、幅広く展開しており、DLPプロジェクターでは12年連続世界シェアNo.1を達成しています。

また、4Kプロジェクター市場では3年連続日本トップシェアを獲得しているなど、プロジェクター市場において非常に高い存在感を示しているメーカーです。

BenQ GK100のスペック

BenQ GK100
解像度4K UHD(3840×2160画素)
輝度1000ANSIルーメン
コントラスト比100,000:1
アスペクト比16:9
色再現性約10億7000万色(Rec.709 98%)
HDRHDR10対応
光源LED光源
光源寿命最大20,000時間/30,000時間(ノーマル/エコ)
オートフォーカスあり
スピーカー10W ×2 treVolo
OSAndroid 6.0
サイズ195×224×195mm
重量約4.1kg

BenQ GK100』は、そのデザイン性の高さが特徴ですが、デザインだけではなく性能面でも妥協はありません。

3840×2160という4K解像度で映し出せる上に、明るさは1000ANSIルーメン、コントラスト比が100,000:1、HDR10対応、高音質スピーカー×2内蔵と、ホームプロジェクターに求められている性能は満たしています。

BenQ GK100の開封とパッケージ内容

それでは、『BenQ GK100』を開封していきます。

BenQ GK100のダンボールを開梱
BenQ GK100の本体と付属品が収納

ダンボールを開けると、本体と付属品類はしっかりと発泡スチロールで保護されていました。

パッケージ内容

BenQ GK100本体と付属品一覧

パッケージ内容は、

  • GK100本体 1台
  • 電源アダプタ
  • 電源コード
  • リモコン
  • クイックスタートガイド
  • ワイヤレスUSBドングル

となっています。

BenQ GK100の電源アダプタ

電源アダプタは180Wの出力が可能。サイズは約16.6×8×2.5cmとなっており、ノートパソコンに付属してくるものと似たサイズ感です。小さくはありませんが、高さは抑えられているので、そこまでゴツい印象はありません。

電源アダプターと電源ケーブルは合計で3m近い長さがあるので、設置場所に困ることはなさそう。

付属してくるリモコンは、単4電池2本で動作。『BenQ GK100』は、本体に操作ボタンが無いので、基本的にはこのリモコンで操作します。

BenQ GK100のマニュアル

付属するクイックスタートガイド。日本語表記はありませんが、そもそもセットアップ自体が簡単なのでイラストだけでも十分に理解できます。

BenQ GK100の本体

BenQ GK100』本体を見ていきます。

BenQ GK100本体正面

一見プロジェクターには見えないキューブ型。本体色は白でレンズ部分以外に目立った装飾が無いので、非常にクリーンなデザインとなっています。

BenQ GK100本体のサイズ感

本体サイズは、約195×224×195mm。4K対応なホームプロジェクターとしては比較的コンパクト。ただ、持ち運んで使うというほどの小ささでは無いので、基本的には据え置きで使います。

BenQ GK100本体上面

本体の天面は、「電源ボタン」「ライトボタン」「Bluetoothボタン」のみとかなりシンプル。アイコン以外に文字や装飾が無く、すごくスッキリとしたデザインです。

どのような場所に置いてもインテリアと調和してくれそうですね。

BenQ GK100本体側面

本体後方に10Wのスピーカーが両側に内蔵されています。ここに搭載されている「treVolo」は、BenQが手掛けるBluetoothオーディオシステムの事。かつてBenQでは「treVolo」という名前のBluetoothスピーカーを販売していた事があり、クリアで自然なサウンドが高い評価を得ていましたが、その時の経験や技術が活かされたスピーカーが『BenQ GK100』に内蔵されています。

映像を出力していない時には、Bluetoothスピーカーとしても使うことが出来るので、リビングに置いて日常的に活用することも可能となっています。

BenQ GK100は最大8度の傾斜がつけられる

『BenQ GK100』は、台座部分に最大8度の角度が付けられます。これにより、リビングの低い位置に置いても大きな画面で投写することが可能。

BenQ GK100本体裏面

本体背面側には、インターフェース類と、排気口、電源ケーブルの差込口があります。

BenQ GK100のインターフェイス類

背面上部にあるインターフェースです。マグネット式になっている端子カバーを外すと各種ポートにアクセスできます。

用意されているインターフェースは、

  • ワイヤレスドングル
  • 有線LAN
  • HDMI 2.0×2
  • USB-A(USB 2.0)×1
  • USB-A(USB 3.0)×1
  • SPDIF(光デジタル端子)×1
  • 3.5mmオーディオジャック×1
  • USB-C×1

と、かなりの充実具合。色んな端末を繋げて『BenQ GK100』で再生することが出来る他、SPDIF(光デジタル端子)もそなえているので、AVアンプや外部スピーカーに接続するとより本格的なホームシアター空間を作ることが出来ます。

付属するワイヤレスドングル

BenQ GK100に付属するワイヤレスドングル

『BenQ GK100』には、Wi-Fiに接続する為の「ワイヤレスドングル」が付属してきます。

ワイヤレスドングル

ワイヤレスドングルは、IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応しています。

BenQ GK100本体にワイヤレスドングルをセット

『BenQ GK100』でネット接続する場合は、有線LANで繋げるか、このワイヤレスドングルを使う必要があるので、本体背面に差し込んでおきます。

BenQ GK100に電源を差し込んだ様子

本体背面に電源ケーブルを繋げば使い始めることが出来ます。

BenQ GK100の使用レビュー

それでは実際に『BenQ GK100』を使ってみて、操作感や画質などを確認していきます。使用環境としては、6畳ほどの部屋に置いて、2mほど先の壁に向かって投写してみました。

BenQ GK100起動中

本体右端にある電源ボタンを押すか、リモコンで電源ボタンを押すと、本体が起動します。

BenQ GK100のライトボタンを押すと

電源ボタン横にあるのは「ライトボタン」。こちらを押すと台座部分が光ります。

BenQ GK100の底面が光ります

このような感じで台座が柔らかく光ってくれます。明るさの調整は出来ませんが、雰囲気ある感じで綺麗に光るので、間接照明としても優れていますね。

BenQ GK100起動時のBenQロゴ

電源がオンになると、まずBenQのロゴマークが出て起動します。起動までは少し時間がかかる印象です。

BenQ GK100は起動時にオートフォーカスをしてくれる

起動するとオートフォーカスが実行され、自動的にピント調整をしてくれます。いちいち手で設定する必要が無いので非常に快適。

BenQ GK100のホーム画面

立ち上がるとこのようなホーム画面が表示されます。OSはAndroidを搭載しています。

BenQ GK100の端末情報画面

ただ、搭載されているOSはAndroid6.0。今どきの製品にしてはバージョンが古いなぁという印象です。

BenQ GK100のAptoideTV

アプリストアは純正のGoogle Playではなく「AptoideTV」というサードパーティ製。そのためアプリの数は純正よりも限られています。

ただ、Youtubeは「Smart YoutubeTV」というアプリがあるので、そちらをダウンロードすれば問題なく視聴可能。

Youtubeの画面。4Kにしては解像感が足りない

実際にYoutubeを再生してみましたが大画面で見るYoutubeは非常に迫力があります。『BenQ GK100』本体から、投写している壁までの距離は約2m強なので約120インチ相当にもなり、これはテレビでは中々実現できない圧倒的なサイズ感です。

Smert YoutubeTVの設定に注意

しばらく大画面でYoutubeの4K動画を再生し大画面の迫力を楽しんでいましたが、ずっと見ていると4Kにしてはあまり解像感が無いように感じました。

フルHD画質でした

うーん、こんなものなのかな?と思いましたが、見ている動画の画質設定を確認してみると、4K動画を再生しているはずなのに画質はフルHD(1920×1080)になっています。

回線速度の問題かと思い、LANケーブルを使った有線接続も試してみましたが、変わらずフルHD画質のまま。色々と調べてみた所「Smart YoutubeTV」で4K動画を再生する場合、別途設定が必要でした。

BenQ GK100でYoutubeを起動

「Smart YoutubeTV」は起動時にリモコンの「BACKボタン」を押すことで、より細かい設定が可能となります。

色々と設定項目がありますが、4K動画を見るためには「LITE: Unlock all codecs (4K)(Impace performance)」にチェックが必要でした。

改めて4K動画を見てみると明らかに解像度が高く、建物の細かい部分までしっかりと描写されているのが分かります。

画質の設定を確認してみると、ちゃんと2160p(4K)になっていました。

ただ、やはり設定画面に「Impace performance」という文字があった通り、4K動画の再生は負荷が高いらしく、動画はカクつきがあるように感じます。快適な視聴という意味ではフルHDくらいに留めておいた方が良さそうです。

ポテンシャルを引き出すにはFire TV Stick 4Kなどを使うのがオススメ

『BenQ GK100』単体でもYoutubeの視聴は可能ですが、そのポテンシャルを引き出すためには『Fire TV Stick』や『Chromecast with Google TV』の様な映像デバイスを使うのがオススメ。

HDMIやUSB-Cなどのインターフェースが充実しているので、映像デバイスを差し込むだけでNetflixやhuluなどの動画配信サービスを楽しむことができます。

BenQ GK100にFire TV Stick 4Kを差し込むが、引っかかる

という事で、持っている『Fire TV Stick 4K』を差し込んでみようと思ったのですが、本体に引っかかってしまい、うまく接続出来ませんでした。

Fire TV Stick 4Kに付属するHDMI延長ケーブル

ここで登場するのが『Fire TV Stick 4K』購入時に付属してきたHDMI延長ケーブル。

延長ケーブルを使えば、無事刺さりました

この延長ケーブルを使うことにより、無事に『BenQ GK100』と『Fire TV Stick 4K』が接続できました。

Fire TV Stick 4Kで4Kコンテンツを見てみる

Fire TV Stick 4Kホーム画面

Amazonのprime videoには、4Kコンテンツが沢山あるので、幾つか見てみました。

Fire TV Stick 4Kでは「UltraHD HDR」の文字が

ちゃんと表記が「Ultra HD」となっており、4Kで表示出来ているのが分かります。(ちなみに、フルHDの場合は、HDのみの表記となります)

また、『BenQ GK100』はHDRにも対応しているので、対応コンテンツであればより色鮮やかな表現で動画を見ることが出来ます。

HDRとは
High Dynamic Renge(ハイダイナミックレンジ)の略称で、従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)よりも広い明るさの幅を表現できる表示技術の事。これにより、黒つぶれや白飛びしにくく、より自然でリアルな描写が可能となります。

Fire TV Stick 4Kを使いYoutubeを見てみる

『BenQ GK100』単体でもYoutubeは見れますが、『Fire TV Stick 4K』を使うことで、より快適に視聴することが出来ます。

Fire TV Stick 4KでYoutubeを見た様子

『Fire TV Stick 4K』の場合、4K映像を流していてもカクつきが少なく、滑らかな映像を見ることが出来ました。

ちゃんと4Kで見れています

画質の設定を見ると「2160p60 HDR」、つまり4K 60FPSで再生出来ている事が確認できます。この画質は本当に綺麗でしばらく映像を見入ってしまいました。

こうして見ていると、元ソースの綺麗さはもちろんですがBenQ GK100』は4Kコンテンツを余すとこなく表現できる高いポテンシャルを持っているのが分かります。

短焦点なので、狭い空間でも大画面を実現

『BenQ GK100』は、焦点距離が短い「短焦点」モデルです。

一般的なプロジェクターは100インチを投写するのに2.5〜3mほどの距離が必要なのに対し、1.77mで100インチの投写が可能。あまり広くない部屋でも存分にプロジェクターの大画面を楽しめることが出来ます。

我が家も約2m強ほどの距離で投写していますが、これで120インチ相当の大画面を実現出来ています。6畳程度の部屋でもこれだけの迫力で楽しめるので、あまり居住空間の広くない日本の家庭に非常にマッチしているプロジェクターと言えます。

画質が綺麗で明るい

BenQ GK100で4Kコンテンツを見ている様子

4K動画を見ると特に感じるのですが、やはり解像度が高く非常に画質は綺麗です。色再現性も高く、正確に色鮮やかな映像を映し出してくれます。画面の明るさも1000ANSIルーメンとホームプロジェクターとしては必要十分。

またLED光源を採用しているので、20,000時間という長寿命を実現している他、従来のプロジェクターより発熱が少なく、本体が熱くなりにくいのが特徴。さらにブルーライト軽減機能を搭載しており、目にも優しいので、子どもがいる家庭でも安心して使うことが出来ます。

動作音が静か

一般的なプロジェクターって動作時には結構大きい排熱音がするものですが、『BenQ GK100』は光源にLEDを採用しているので発熱が少なく、最大で29dBAと静音性に優れています。

実際に本体を動かしていても動作音はあまり気にならないレベル。もちろん全く無音というわけではなく、サーといった排熱音はするのですが、何か試聴している間は一切気にならないと思います。

思ったより音が広がる

内蔵スピーカーは、BenQが手掛ける「treVolo」スピーカーが2基搭載されている事もあり、サイズの割には音の広がりは良いように感じました。

音量を上げても音割れも発生しないので、なかなか性能は良さそうです。

BenQ GK100のまとめ

BenQ GK100のまとめ
  • BenQ GK100 のイマイチな点
  • OSがAndroid6とちょっと古い
  • アプリストアがAptoideTVなのでラインナップが微妙
  • BenQ GK100 の良い点
  • どこに置いてもインテリアと調和する高いデザイン性
  • 焦点距離が短く、1.77mで100インチの投写が出来る
  • 4Kの解像度と高い色再現性により画質は非常に良い
  • LED光源を採用し、高寿命、低発熱、低騒音を実現している

BenQ GK100』は、一般的なプロジェクターにはあまり無いキューブ型のデザインで2020年度のグッドデザイン賞を受賞するなど、デザイン性に優れたホームプロジェクターです。

もちろんデザインだけではなく、映し出される映像は高いカラー精度と相まって、非常に綺麗。しかも焦点距離が短く1.77mで約100インチの映像を投写できるので、狭い日本の住宅環境にもマッチしています。

1点残念なのはOSのバージョンが古いのに加え、サードパーティ製のアプリストアは使い勝手が今ひとつという所。ただ、その点も『Fire TV Stick 4K』などの映像出力デバイスを併用することで、問題は解消されます。

インテリアを邪魔しないデザインの高いプロジェクターが欲しいという方に『BenQ GK100』は非常にオススメのモデルです。

普段はテレビでYoutubeを見ている子どもに120インチ相当の大画面で見せた所、めっちゃ興奮していましたw

こういったホームプロジェクターがあると家族全員で映像やアニメなどを楽しめるので良いですね。自宅での時間をより充実させたいと考えている方に『BenQ GK100』はオススメです。