
子供の耳掃除ってどうしていますでしょうか?最近は耳垢は放っておいても自然に落ちてくるので、あえて掃除しなくても良いという意見もありますが、うちの子供が保育園の検診で「耳垢が溜まっているので掃除してください」と言われました。
以前にも同様の事があり、その時は耳鼻科へ行って掃除してもらいましたが、自分で出来ないかなという事で、光る子供用の耳かきを探していた所、スマート耳かきと呼ばれる、『BeBird カメラ付耳かき C3』を見つけました。
この製品は、
- カメラとライトが内蔵されており、アプリを使って耳の中を映し出せる
- 本体が非常に軽量なので、扱いやすい
- 耳かきの操作は慣れが必要
といった特徴があります。実際に子供の耳掃除をした様子などを交えて、使い勝手をレビューしていきます。
タップできる目次
BeBird カメラ付耳かき C3とは
その名の通り、先端部分にカメラが内蔵されている「耳かき」。iPhoneやAndroidなどスマートフォンと接続して、耳の中の様子を見ながら掃除をする事が可能。一般的には「スマート耳かき」なんて言われているような製品です。
BeBirdとは?
聞き慣れない「BeBird」は、色々と調べてみると中国の深センにある「Heifeng Zhizao (Shenzhen) Technology Co., Ltd.」という会社の耳掃除用品に付けられたブランド名のようです。
なお、クラウドファンディングでBeBirdの別の製品が販売されていますが、そこでは以下のような紹介がされていました。
BeBirdは、研究開発、生産、販売を統合した技術ベースの会社です。主に耳掃除用の健康製品に携わっています。チームの創設者は10年以上の研究開発の経験があり、営業担当者は20年以上の顧客サービスの経験があります。すべての製品は現在、韓国やアメリカなどの国へ販売されています。私たちのデザインコンセプトは「簡単」です。接続や操作は簡単にできます。
それっぽい事が書いてありますが、結論としてはいわゆる「中華製品」と言われるようなもののようです。中華製品は当たり外れが大きく、意外に使える製品も多いのですが、『BeBird カメラ付耳かき C3』は実際どうなのかを見ていきます。
BeBird カメラ付耳かき C3のスペック
BeBird カメラ付き耳かき | |
---|---|
型番 | C3 |
アンテナ | FPCアンテナ内蔵 |
ネットワーク | IEEE 802.11b/g/n |
画像転送速度 | 23fps |
イメージセンサー | CMOS |
レンズの直径 | 3.5mm |
最適な焦点距離 | 1.5〜2cm |
画素数 | 300万画素 |
ジャイロスコープ | 3軸 |
使用時間 | 約70分 |
バッテリー容量 | 250mAh リチウム電池 |
入力 | DC 5V 300mA |
充電時間 | 約1時間 |
作業環境温度 | -10〜50℃ |
重量 | 16g |
『BeBird カメラ付耳かき C3』のスペックは上記の通り。
カメラの画素数としては300万画素ほどあり、スマート耳かきとしては標準的なスペックを有しています。充電時間が1時間かかるのに対し、使用時間は約70分となっています。
70分も使用できれば耳掃除は出来ると思うので、使用時間に関してはあまり問題なさそうです。
BeBird カメラ付耳かき C3のパッケージや付属品
それでは『BeBird カメラ付耳かき C3』のパッケージや付属品を見ていきます。

パッケージは全体的にシンプルで、Apple製品を彷彿とさせるようなデザインとなっています。
ただ、今回僕は本体色が「白」の製品を購入したのですが、パッケージの製品黒でした。コストダウンの為パッケージは1種類だけしか存在しないのか、それとも何か間違えているのか、、、真相は闇の中です。

パッケージ両サイドには「BeBird」のロゴがプリントされています。

パッケージ背面には日本語のシールが貼ってありました。シールには「カラー:ホワイト」と書いてあります。シールを貼るパッケージを間違えたのか、1種類しか無いのか、、、謎です。
パッケージ内容

- BeBird スマート耳かき本体 1台
- 充電用マイクロUSBケーブル 1本
- 交換用イヤースコープ 先端シリコン:4本、先端透明:4本
- 取扱説明書
パッケージ内容は上記の通り。

充電用マイクロUSBケーブルです。長さは10cmほどと短いケーブルです。

交換用イヤースコープが入っています。

先端がシリコンになっているものと、透明になっているものがそれぞれ4本付属しています。

付属の取扱説明書です。使い方がビジュアルで説明されているので分かりやすいのですが、よく見ると日本語が怪しい箇所がいくつかありますw
BeBird カメラ付耳かき C3本体
『BeBird カメラ付耳かき C3』の本体を見ていきます。

本体はこのような感じ。全体的にフォルムが細く、デザイン的には悪くありません。
質感も悪くはありませんが、本体の素材はツルッとしたプラスチックなので、ちょっと滑りやすいかもしれません。

先端の耳かきヘッド部分。購入当初からシリコン製のヘッドが装着されています。

底面には、電源ボタンと充電用のマイクロUSB端子があります。もうそろそろ充電用USBポートはUSB-Cで統一してもらいたいものです。

なお、充電中は本体のロゴマークが赤く光ります。充電時間は1時間で、最大70分まで連続して使うことが可能。
電源を入れ、光るのかを確かめます

本体の電源を入れてみます。
本体底面にある電源ボタンを長押しすると、電源がオンになりロゴマークが青く光ります。なお、もう一度電源ボタンを長押しすることで電源をオフに出来ます。

電源をオンにすると本体先端部分についているLEDライトが光ります。LEDライトは結構明るく、暗い耳の中を明るく照らしてくれます。

ちょっとブレちゃって分かりにくいですが、本体先端部分にはカメラが内蔵されています。これにより耳の中の状態を確認しながら掃除が出来ます。

手にとった時の大きさはこのような感じ。サイズはコンパクトなので持ちやすいのに加え、本体が非常に軽いので使い勝手は良さそうです。

本体重量は実測で16.8g。実際手にとって見てもかなり軽く感じます。
ヘッドの交換方法

ヘッドを交換したい場合、耳かき先端部分にある固定キャップを回せば外すことが出来ます。

ヘッドを取り外した様子。

新しいヘッドを取り付け、固定キャップを回してしっかりと固定します。
注意点として、固定キャップはちゃんとしまっていることを確認しましょう。Amazonを見ていると、耳かきをしている途中で先端のヘッドが外れてしまったというレビューがありました。故障なのか単純に締め具体が緩かったために外れてしまったのかは分かりませんが、安全に使うためにも使用前にキャップの固定具合は確認しておいた方が良さそうです。
アプリを使って本体と連携
『BeBird カメラ付耳かき C3』は、アプリを使って映像を確認しながら掃除が出来るものなので、アプリのダウンロードは必須です。マニュアルにQRコードがありますので、それに従ってアプリをダウンロードします。iPhone、Android用両方ありますが、今回はiPhoneの方で使ってみます。


AppStoreからアプリをダウンロード。評価が低いのは気になります。
アプリを起動すると、使用する耳かきデバイスを選びます。BeBirdはかなり製品の種類が豊富なので迷いそうですが、今回購入したのは「C3」なので、それを選択。



簡単なチュートリアルがあり、使い方を説明してくれます。



その後はBeBird本体にWi-Fi接続します。なんでWi-Fiなんだろうと思い、他社製品も調べてみましたが、軒並みWi-Fi接続する製品ばかりだったので、こういったカメラ付き耳かきでは普通のようです。



Wi-Fi接続後は、スマホ画面に耳かき先端に付いているカメラの映像が映し出されます。

画素数は300万画素ということもあり、結構鮮明に映ってくれます。



アプリには、「縦画面・横画面切り替え」「右耳・左耳切り替え」「写真撮影」「動画撮影」などの機能が備わっています。耳掃除の過程を記録することが出来ます。
また、ズームインもでき、より細かく確認したい場合に役立ちます。
子供の耳掃除をしてみます
そもそも『BeBird カメラ付耳かき C3』を購入したのは、うちの子供が保育園の検診で耳垢が溜まっていると診断されたためです。
ということで、子供の耳を掃除してみます。


奥に大きい耳垢が溜まっているのが確認できました。(画像はボカしてあります)
こうやって実際に耳の中を確認しながら掃除出来るので、とても掃除がやりやすいです。また、子供にとっても画面を見ながらというのは安心感があるのか、掃除している最中も暴れること無く言うことを聞いてくれたので、助かりました。
ただ、操作が結構難しく、これを使って耳垢を取り出すのは難しく感じました。慣れが必要そうです。

Bebird カメラ付耳かき C3のまとめ
- Bebird カメラ付耳かき C3 のイマイチな点
- 操作は結構難しく、思うように使えるまでに慣れが必要
- 充電用のUSBポートがマイクロUSB
- 所々怪しい日本語がある取扱説明書と、サポート体制
- Bebird カメラ付耳かき C3 の良い点
- デザインはシャープで割と良い
- カメラとライトが付いているので、耳の状態を鮮明に確認できる
- 16gと非常に軽く、使うのが苦にならない
『BeBird カメラ付耳かき C3』は、ライトとカメラが付いており、スマートフォンで実際の耳の中を確認しながら耳掃除ができるスマート耳かきです。
300万画素のカメラを内蔵しているので、映像がかなり鮮明で、耳の中の状態を的確に確認することが出来ます。
実際に子供の耳垢を取ってみましたが、良かったのは耳の中の映像が見えるためか、子供が興味をもってくれて耳かきを嫌がらない所です。
「あ、ここに耳垢あるから、これ取るね」
みたいな会話を交えながら掃除が出来るので、耳かきの最中も暴れること無く、こちらの言うことを聞いてくれたのはとてもやりやすいと感じました。
反面、耳かき自体の操作は結構難しく、耳垢が見えているのに中々上手く取れないという事がありました。ピンセットが欲しくなってきます。
また、もう1点心配なのはサポート体制。この「BeBird」は探しても公式HPというものは見当たりません。Amazonで購入する場合は、Amazon側のサポートが手厚いのである程度返品も対応してくれるかもしれませんが、楽天などのショップから購入する場合、どこまでショップのサポートがあるのか不明です。
リスクを理解した上で試していただくのが良いかなと思います。