
様々なメーカーから販売されている「完全ワイヤレスイヤホン」。価格も種類も様々ですが、今回Ankerから販売されている『Anker Soundcore Liberty Neo』を購入しました。
『Anker Soundcore Liberty Neo』は、
- 税込4,999円と安価
- IPX7の強力な防水性能
- 最大20時間の音楽再生が可能
といった特徴があります。実際に使ってみて感じた事や、音質などをレビューしていきます。
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【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neoとは
モバイルバッテリーや充電ケーブルなど、スマートフォン関連の高品質な製品を数多く販売している「Anker」が販売している完全ワイヤレスイヤホンです。
近年Ankerはオーディオ製品にもかなり力を入れており、そのAnkerが出しているオーディオブランドが「soundcore」。ワイヤレスイヤホンを始め、ヘッドホンやBluetoothスピーカーなど、製品は多種多様。Ankerらしく価格はお手頃ながら高い品質でコスパが良いと話題になっています。
Ankerの完全ワイヤレスイヤホンはかなり種類が多く、価格も様々といった所ですが、今回購入した『Soundcore Liberty Neo』は、価格が税込4,999円と比較的安価なモデルです。
前モデルからの変更点
この製品は、製品名に【第2世代】と付いています。前モデルから様々な面を進化させています。主なものとしては、
- 前モデルと比較し、約1.7倍の最大20時間の音楽再生が可能
- 防水規格が「IPX5」から「IPX7」へと強化
- Anker独自の「BassUPテクノロジー」により、低音域を約43%増幅してくれる
といった具合で、音質面・機能面ともにブラッシュアップされ、完成度が高くなりました。
スペック
【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo | |
---|---|
Bluetooth | 5.0 |
対応コーデック | SBC/AAC |
連続再生時間 | イヤホン単体:約5時間 ケース充電込み:約20時間 |
充電時間 | 約1.5時間 |
充電ポート | マイクロUSB |
サイズ | イヤホン本体:約42×17×17mm 充電ケース:約70×45×23mm |
重量 | イヤホン本体:約5g 充電ケース:約51g |
ノイズキャンセリング | − |
防水性能 | IPX7 ※水深1mに30分水没しても内部に浸水しない |
『Soundcore Liberty Neo』の詳しいスペックは上記の通り。再生可能時間や防水規格は必要十分なほどですが、対応コーデックが「AAC/SBC」のみとなっています。
iPhoneの場合「AAC」があるので良いですが、Androidの場合、音質面を考慮するなら「aptX」が欲しい所です。
【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neoの開封と本体外観
『【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo』を開封して、パッケージ内容や本体外観・サイズ感を見ていきます。


Ankerのパッケージは、鮮やかなブルーなのに対し、「Soundcore」シリーズは薄い水色をベースとしたパッケージデザインです。
パッケージ内容

- イヤホン本体 1台
- 専用充電ケース 1台
- マニュアル
- 充電用マイクロUSBケーブル 1本
- イヤーチップ(XS/S/M/L)
- イヤーウィング(XS/S/M/L)
パッケージ内容は上記の通り。

安価なイヤホンだと替えイヤーピースは付いていない事も多いのですが、『Soundcore Liberty Neo』は、しっかりと付属しています。付属している種類も多く、耳のサイズにあわせて細かく調整できるようになっているのは流石Ankerだなと思わせてくれます。

マイクロUSBケーブルは、「soundcore」のロゴ入り。ケーブルはAnker製というだけあって、しっかり作られており耐久性は高そう。
本体外観・サイズ感

「soundcore」のロゴが入っている充電ケース。充電ケースのサイズは、幅8.5cm×奥行き3.5cm×高さ3.0cmほど。AirPodsProほどではありませんが、十分にコンパクトで、カバンの中やポケットの中にも入りそうです。

充電ケース下部にはLEDライトが3つあります。
LEDは充電ケースの電池残量を示しており、具体的には以下の通りとなっています。
LED点灯個数 | ケース電池残量 |
---|---|
1個点灯 | 30%未満 |
2個点灯 | 30〜70% |
3個点灯 | 70%以上 |
充電中 | |
1個点滅 | 30%以下まで充電 |
2個点滅 | 30%〜70%まで充電 |
3個点滅 | 70%以上まで充電 |
全点灯 | 100%充電完了 |


充電ケース反対側には、充電用のマイクロUSB端子。同じくAnker製で同価格帯の『Soundcore Life P2』は、充電端子としてUSB-Cを採用しているので、それと比較すると見劣りしてしまうなあという印象。こちらも是非USB-Cにしていただきたい。

イヤホン本体を収納した状態で、重量を計測してみると、実測で55.5gでした。軽いので、持ち運ぶ際には嬉しいポイント。

充電ケースを開けると中にイヤホン本体が収納されています。購入直後は写真の通り接点の部分に保護シールが貼られているので、それを外して使います。

イヤホンはカナル型という、耳に押し込んで入れるタイプ。一見本体はちょっと大きく見えますが、耳から飛び出している部分がコンパクトに設計されている為、装着時に目立たないのが特徴。

イヤホン本体の重量はかなり軽く、イヤーウィングを装着した状態で、実測11.6gとなっています。片耳あたり5.8gなので、長時間装着していても疲れなさそうです。
【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neoの使用レビュー
『【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo』を使い、装着感や音質などを確認していきます。
装着感

実際に付けてみた様子です。完全ワイヤレスイヤホンは、AirPodsの様に付けていると目立つものも多いですが、このイヤホンはカナル型という事もあり、比較的目立ちにくい印象です。
音質
肝心の音質に関してのレビューです。なお、音に関してはあくまで素人の感想ということを予めご了承ください。
『スリーコインズ ワイヤレスイヤホン』の様な激安イヤホンよりは当然音質は上です。音楽鑑賞も含め、Youtube動画を見るとかラジオを聴くとか、一般的な用途であれば、特に不満は無く使うことが出来ると思います。
ただ、高音質で音楽を楽しみたい・・・という用途の場合、ちょっと残念な点も多く、全体的な音のバランスはドンシャリ傾向なので低音域の方に寄っています。その割には高音域での解像感があまり無く、情報量が少ない印象です。
完全ワイヤレスイヤホン、さらに防水と長時間再生が可能といった様にイヤホンとしての機能はよくまとまっており完成度が高いと思いますが、単純に「音質」という視点から言うと、価格相応かなぁと思いました。
イコライザーが使えない
Soundcoreシリーズには、アプリを使って音質を調整できるモデルがありますが、残念ながらこの『Soundcore Liberty Neo』はアプリに対応していません。


アプリに対応していれば、イコライザーを使ってもう少し音のバランスを整える事が出来たはずなので、ここは非常に残念。
遅延具合
ワイヤレスイヤホンで問題になってくるのが遅延。『Soundcore Liberty Neo』はどうなのか、いくつかiPhoneでゲームをやって試してみました。
結論から言うと、遅延自体はそこそこあります。
多少音ズレがあっても問題なようなゲームであれば、問題なく使えると思いますが、「音ゲー」のような遅延が致命的なゲームの場合、プレイはかなり厳しいと思います。
遅延が気になる方はiPhoneであれば、AirPodsProあたりが間違いなく、Androidの場合だとaptXコーデックに対応しているイヤホンを選ぶのがベターだと思います。(そもそもワイヤレスイヤホンの場合だと遅延は避けられないので、有線が一番良いとは思いますが)
接続安定性
一通り街中や駅前で使ってみましたが、途中で途切れることも無く、安定していると言えそうです。渋谷や新宿などもっと人が多い所の場合は分かりませんが、普通に使う分には問題なく使えそうです。

【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neoのレビューまとめ
- 【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo のイマイチな点
- 音質はあくまで価格相応。高音質というわけではない
- aptXに対応していない
- 充電端子がマイクロUSB
- イコライザーアプリが使えない
- 【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo の良い点
- 税込4,999円と完全ワイヤレスイヤホンとしてはお手頃価格
- 再生時間20時間に加えIPX7の強力な防水機能
- 重量が軽く、コンパクトなので使い勝手が良い
『Soundcore Liberty Neo』は、コンパクトなサイズで軽量、かつIPX7の強力な防水に加え、再生時間も20時間と、完全ワイヤレスイヤホンとしてはかなり完成度が高いものとなっています。
価格も安く、税込4,999円で購入できる上、セール時には3,999円まで安くなることもよくあります。
音質面では、Youtube再生くらいであれば特に不満に思うことは無いと思いますが、厳しい目で見ると、やはりバランスが悪く、高音域の解像感はあまり無いので、音質面で拘る方はもう少し上の価格帯を検討したほうが良いかなと思います。
イマイチな面も確かにありますが、価格を考えるとかなりコスパの良い製品と言えます。完全ワイヤレスイヤホンの入門用としてはかなりオススメです。