AirPods Proとは

Appleから販売された完全ワイヤレスイヤホンです。現行モデル『AirPods』の上位機種として登場し、従来モデルにはには無かったANC(アクティブノイズキャンセリング)耐汗耐水性能(IPX4)を搭載するなど、まさに”Pro”という名に恥じないスペックとなっています。

耐汗耐水性能(IPX4)とは
電子機器の防水・防塵性能を規格化したもので、IPX4とは「水の飛沫に対して保護」する性能を有している事を示します。具体的には多少の雨や水しぶき程度では大丈夫だけど、水の中に入れたり、浸したりするような使い方はNGとなっています。

AirPods Proの開封とパッケージ内容

『AirPods Pro』を開封してパッケージ内容を確認していきます。

パッケージ

Apple製品らしいシンプルで高級感のあるパッケージデザインです。

パッケージを開けるとお馴染みの「Designed by Apple in California」の文字が。この中にはマニュアル類が収められています。

マニュアルの下には『AirPods Pro』本体が収められています。

この下には、充電ケーブルなどの付属品が収納されていました。

パッケージ内容

ハッケージ内容は、

  • AirPodsPro本体 1台
  • USB-C – Lightningケーブル 1本
  • シリコン製イヤーチップ 3種類
  • マニュアル

となっています。

付属する充電ケーブルは「USB-C – Lightningケーブル」。

こちらは「iPhone 11 Pro/11 Pro Max」にも同梱されているケーブルです。ただ『AirPods Pro』には電源アダプタは同梱されていないので、USB-Cに対応した電源アダプタを自分で用意する必要があります。

Apple純正製品としては『20W USB-C電源アダプタ』という製品も販売されていますが、20W出力が可能な電源アダプタはApple以外にもAnkerからも『Anker PowerPort Ⅲ Nano 20W』とより小型の小型の製品が販売されているので、そちらもオススメです。

付属するイヤーチップ

付属するイヤーチップは「S・M・L」の3種類。そのうち「M」サイズはあらかじめイヤホン本体に装着されています。

こちらのイヤーチップはシリコン製のものですが、一般的に販売されているイヤーチップとは形状が異なり、互換性はありません。

そのため、紛失した場合はApple公式サイトより購入することとなります。販売価格は各サイズそれぞれ税込990円となっています。

『AirPods Pro』が販売された当初は他メーカーからの交換用イヤーチップがありませんでしたが、最近では結構ラインナップも充実してきており、ポリウレタンフォームを採用し、耳の形に合わせて広がる事で有名なComply(コンプライ)などからも『AirPods Pro』専用イヤーチップが販売されているので、選択肢が広がってきています。

AirPods Proの充電ケースとイヤホン本体

それでは、『AirPods Pro』の充電ケースとイヤホン本体を見ていきます。

充電ケース

『AirPods Pro』の充電ケースは『AirPods』と形状が大きく変わりました。『AirPods』の充電ケースは縦長な形状だったのに対し、『AirPods Pro』では横長の長方形な形状へと変化しています。

充電ケースのサイズは、高さ45.2×幅60.6×暑さ21.7mmとなっており、ズボンのポケットに入れて運ぶことも可能なサイズ感です。

充電端子はLightning。できればUSB-Cにして欲しかった所です。

なお、Qiに対応しており、ワイヤレス充電が可能。使い勝手としてはワイヤレス充電の方が便利ですね。

充電ケースのフタを開けると、イヤホン本体が収納されています。イヤホン本体はマグネットによりくっついているので、充電ケースを逆さまにしてもイヤホンが落ちることがありません。

イヤホン自体の出し入れはしやすく、使い勝手は良好です。

イヤホン本体

『AirPods Pro』イヤホン本体のデザインはこのような形。以前までの『AirPods』は軸部分(ステム)がかなり長く”耳からうどん”と揶揄されていましたが『AirPods Pro』は軸部分が短くなったので、うどん感が少なくなっています。

今回は一部では”ドライヤー”なんて呼ばれていますが、確かにドライヤーによく似た形状をしていますね。

また、今までの『AirPods』は、インナーイヤー型と言われるものでしたが、今回の『AirPods Pro』はカナル型になりました。

カナル型の方が耳栓の様に耳の奥に深く密閉するので、遮音性が高まり、音漏れが少ないというのが特徴です。

軸部分にはくぼみがあり、ここを押すことで再生/停止、ノイズキャンセリングや外音取り込みなどのモード切替が可能となっています。

本体重量

イヤホン本体と充電ケースを合わせた総重量は実測で56.6g。それほど重くないのでカバンの中に入れておいても負担にならないと思います。

イヤホン本体の重量

イヤホン本体は実測で11.0g。H1チップなど様々なパーツを搭載している割には、そこまで重量は重くないように感じます。

AirPods Proの使用レビュー

実際に『AirPods Pro』を使って、装着感や操作性をレビューしていきます。まずはペアリングから。

ペアリング

iPhoneとペアリングするのは非常に簡単。

『AirPods Pro』充電ケースのフタを開けるだけで、自動的にiPhone側で認識し、ポップアップが表示されます。

ここで「接続」を選択するだけでiPhoneとのペアリングが完了します。この簡単さは他のイヤホンではちょっと真似できませんね・・・。さすが同じアップル製品なだけあって、親和性は非常に高いのが特徴です。

ペアリング完了後は『AirPods Pro』のイヤホン本体・充電ケースの電池残量が確認できるほか、iPhoneのコントロールセンターにある、音量部分に『AirPods Pro』のアイコンが表示されるようになり、ペアリングが出来ている事が分かります。

装着感

イヤホンの装着感は良好です。グッと耳に押し込めばしっかりとフィットしてくれて安定しています。首を多少左右に振ったくらいでは落ちない安定感があります。

また、こういったカナル型イヤホンは付ける際に耳に圧迫感を感じる製品もありますが『AirPods Pro』では通気孔が設けられているために、圧力を感じること無く自然に付けることが出来ます。

耳に付けてみた様子です。軸部分が短くなった為、以前までの”耳からうどん感”は少なくなっているのが分かります。デザインが良いのかどうかは好みが分かれる所ですが『AirPods』よりは洗練されたと言えそうです。

イヤーチップの装着状態がテストできる

イヤホンを付ける時はちゃんと正しく装着されているかどうかや、イヤーチップが耳にあっているかどうかは非常に重要な要素ですが、『AirPods Pro』の場合、OS側でイヤーチップの装着状態をテストできる機能が備わっています。

そこまで厳密にチェックしている訳では無さそうですが、ある程度判断するのに役立つ機能かなと思います。

操作感

イヤホン本体の軸部分を押すことによって、曲再生・曲送り・モード切替などが行えます。

  • 再生/停止:どちらかを1回押し
  • 曲送り:どちらかを2回押し
  • 曲戻し:どちらかを3回押し
  • 通話:どちらかを1回押し
  • モード切り替え:どちらかを長押し

基本的な動作としては上記の様になっていますが、OS側で軸部分を長押しした時の動作を左右それぞれでカスタマイズ可能となっており、Siriの起動に割り当てることも可能です。

僕はあまりSiriは使わないのですが、活用する人にとってはそのまま話しかけるだけで操作が出来るので上手く使えば非常に使い勝手が良いのではないかと思います。

AirPods Proの音質・ノイズキャンセリング・外音取り込み

それでは『AirPods Pro』の音質や、ノイズキャンセリング性能、外音取り込み性能についてレビューしていきます。

音質

音質はあくまで僕個人が感じた主観にはなりますが、

一言でいうと、全音域で聴きやすく、どの様な音楽に対しても十分満足できる音質。

だと感じました。以前までiPhoneに付属されていたイヤホンはあまり音が良くなかったので、正直Appleのイヤホンにはあまり期待していなかったのですが、良い意味で裏切られました。

音の傾向としては、高音から低音まで非常にマイルドでフラットな音質です。どこかの音域が飛び抜けている訳ではないので、聴きやすく、ずっと音楽を聴いていられるような感覚。そのため、ジャンルによる得意・不得意が無く、あらゆるシーンで活躍してくれるイヤホンとなっています。

ただ、その分特に低音域に関しては割と弱め。僕が以前まで使っていた有線イヤホンはゼンハイザーの『IE80』というイヤホンで、こちらは低音がゴリゴリでるものだったので、それと比較すると流石に音の迫力は劣るなぁという印象です。

ノイズキャンセリング

『AirPods Pro』のノイキャンはヤバいと色んなレビューを目にしていましたが、実際に使ってみると本当に噂通りノイズキャンセリング性能がメチャクチャ高いと感じました。

耳に装着した瞬間から街中の喧騒や車の音などのノイズがスーッと消え、静寂に包まれます。相当なレベルでノイズが消えるので、それほど音量を上げずとも音楽が楽しめます。

僕は実際にノイズキャンセリングを有効にして、音楽を聴きながら街中を歩いてみましたが、あまりにノイキャン性能が高いために、車の音に気づきにくい事がありました。特にハイブリッドカーはエンジン音があまりしないので、付けたまま歩くときにはちょっと注意する必要があると思います。

外音取り込み

『AirPods Pro』は、外音取り込みも優秀だと評判です。

外音取り込みとはイヤホンを付けたままでも周囲の音が聞こえる様になる機能の事ですが、実際に『AirPods Pro』の外音取り込みモードは非常に完成度が高く優秀です。

外音取り込み機能は、SONYなど他メーカーのイヤホンにも搭載されていますが、どうも機械で作られたような不自然な音が聞こえるものが大半です。

一方『AirPods Pro』の外音取り込みは、そのような機械っぽい音がせず、まるでイヤホンを付けていない時のような自然な音で周りの音を聞くことが出来ます。

このような違和感の無い音を作り出せるのは単純に凄い。

強力なノイズキャンセリングと、違和感の無い外音取り込み、この2つだけでも十分に『AirPods Pro』を使うメリットを感じさせてくれます。

AirPods Proの遅延・接続安定性

完全ワイヤレスイヤホンで気になるのは、遅延や接続安定性。いくら音質が良くてもプチプチ切れるのでは使い物になりませんのでチェックしていきます。

遅延具合

『AirPods Pro』の遅延具合はかなり少ないです。もちろん全く無いという訳ではありませんが、普通に使う分にはまず気にならないレベルだと思います。

ゲームもプレイしていますが、特に遅延が気になることは無く、快適にプレイ出来ています。

また、遅延が命取りと言える「音ゲー」も少し遊んでみましたが、十分にプレイできました。あまり難しい楽曲をプレイしていないので、難しくなってくると話が違うのかもしれませんが、『AirPods Pro』で遅延が気になるのであれば、素直に有線のイヤホンを使うべきだと思います。

接続安定性

人通りの多い駅前や商店街などを音楽を聴きながら歩いてみましたが、途切れることはありませんでした。

接続の安定性は高いと言えそうです。

AirPods Proのまとめ

  • AirPods Pro のイマイチな点
  • 音質面では特徴が薄い
  • AirPods Pro の良い点
  • iPhoneとの親和性が高く、ペアリングが非常に簡単
  • メチャクチャ強力なノイズキャンセリング性能
  • まるでイヤホンを付けていないかのような自然な音が聞こえる外音取り込み
  • 遅延が少ない
  • 空間オーディオにも対応

『AirPods Pro』は、iPhoneとの高い親和性により、ペアリングが驚くほど簡単に行え、使い勝手が非常に良い完全ワイヤレスイヤホンとなっています。

『AirPods』で“耳からうどん”と揶揄された軸(ステム)部分が短くなった事により、デザイン的にもより洗練度が増しました。

音質面では、低音域などはちょっと物足りない部分はあるものの、どの様な音楽でも心地よく聴け、長時間聴いていても疲れにくいものとなっています。

また、非常に強力なノイズキャンセリング性能と、外音取り込みモードの優秀さは他のイヤホンと比較しても優秀。

価格は高いものの、iPhoneユーザーなら購入して後悔することはまず無いと思うので、十分に選択肢に入る性能と言えそうです。

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