AfterShokz OpenMove(オープンムーブ)とは?

AfterShokz(アフターショックス)から販売されている「骨伝導方式」を採用したBluetoothワイヤレスヘッドホンです。

AfterShokzは、2011年アメリカのニューヨークで誕生したメーカー。いち早くヘッドホン骨伝導技術を取り入れ、それ以来骨伝導ヘッドホンのパイオニアとして高い品質のヘッドホンを作り続けています。

AfterShokz OpenMove』は、同社の骨伝導ヘッドホンの中では廉価グレードに位置づけられるもの。1万円以下で購入できる高コスパなヘッドホンとなっています。

骨伝導方式とは?

「骨伝導」とは、その名の通り「骨」を通して直接聴覚神経に音を届ける技術です。骨を通して音を聴くので、通常のイヤホンより鼓膜への負担が少ないと言われています。

また耳を塞がないので、周囲の音を聞き取ることが出来ます。スポーツや何かの作業をしている時など、周囲の音を取り入れながら、BGM感覚で音楽を聴くことが可能です。

AfterShokz OpenMoveのスペック

それでは、『AfterShokz OpenMove』のスペックを見ていきます。

AfterShokz OpenMove
品番AS660
Bluetooth
バージョン5.0
プロファイルA2DP
AVRCP
HFP
HSP
コーデックSBC
接続距離約10m
再生時間6時間以上
バッテリー容量135mAh
充電端子USB-C
充電時間約2時間
サイズ約12.15×10×4.55cm
重量29g
防水IP55
メーカー保証2年間

まず重量が29gと軽量。ヘッドホンは付けている時間も長いので軽量なのは良いですね。

また防水機能は「IP55」となっています。これは、「粉塵が内部に侵入することを防止した上で、多少防塵の侵入があっても問題ない上に、いかなる方向から水がかかっても影響を受けない」という性能を有しています。

ただ、完全防塵・完全防水というわけではありません。多少の水や雨程度では問題ありませんが、水中で使えるほどでは無いので、お風呂やプールでの仕様は控えたほうが良いと思います。

遅延や音質を左右するBluetoothのコーデックは「SBC」のみ対応。「SBC」だから絶対に音が悪いというわけではありませんが、一般的にはiPhoneであれば「AAC」、Androidであれば「aptX」に対応している方が有利と言われています。

AfterShokz OpenMoveのパッケージや付属品など

AfterShokz OpenMove』のパッケージや付属品を見ていきます。

パッケージ

AfterShokz OpenMoveのパッケージ表面

パッケージはとてもシンプルなデザイン。色もモノトーンで統一されており、スタイリッシュな印象を受けます。

AfterShokz OpenMoveのパッケージ裏面
AfterShokz OpenMoveのパッケージ側面

パッケージ側面や背面もシンプル。とても洗練されたパッケージデザインです。

パッケージを開封

AfterShokz OpenMoveのパッケージを開封

パッケージを開封していきます。

AfterShokz OpenMoveのパッケージを開封し、本体を取り出す

パッケージを開封すると、まずは『AfterShokz OpenMove』本体が収納されています。

AfterShokz OpenMove本体を取り出すと、その下に付属品類が収納されている

AfterShokz OpenMove』本体の下に、付属品類が収納されている箱があります。

付属品

AfterShokz OpenMoveの付属品一覧

付属品は、

  • AfterShokz OpenMove本体 1台
  • キャリングポーチ 1つ
  • USB-C充電ケーブル 1本
  • 耳栓 1セット
  • ユーザーガイド
  • 安全上の注意
  • ペアリング設定方法ガイド

が付属しています。

「ユーザーガイド」や「安全上の注意」は12ヶ国語に対応しており、もちろん日本語での記載もあるので安心。

キャリングポーチ

AfterShokz OpenMoveに付属するキャリングポーチ

付属のキャリングポーチ。これに『AfterShokz OpenMove』を入れて持ち運べます。

AfterShokz OpenMove付属のキャリングポーチを開いた様子

キャリングポーチは薄いものの、手触りや質感はなかなか良く、撥水性もありそうなので、持ち運ぶ時にはこのキャリングポーチに入れておけば多少濡れても安心そうです。

充電用USB-Cケーブル

AfterShokz OpenMoveに付属する充電用USB-Cケーブル

付属してくる充電用のUSB-Cケーブルです。長さは60cmほどと若干短め。

AfterShokz OpenMove本体のデザインやサイズ感

それでは、『AfterShokz OpenMove』本体のデザインやサイズ感を見ていきます。

AfterShokz OpenMove本体

ネック部分は薄いのですが、こめかみに当てる振動ユニット部分は結構大きく丸くなっています。上位モデルである『AfterShokz Aeropex』はこの振動ユニット部分が小さくスマートだったので比較すると、どうしても少し野暮ったく感じてしまいます。

AfterShokz OpenMoveに貼ってある保護シート

保護シートが貼ってあるので、それを剥がします。

AfterShokz OpenMoveの保護シートを取った様子
AfterShokz OpenMoveの振動ユニット部分

AfterShokz OpenMove』の振動ユニット部分です。質感としては硬めのゴムといった感じ。サラッとした感覚で、肌触りは悪くありません。

AfterShokz OpenMoveの振動ユニットはマグネットなのでくっつく

振動ユニット同士はマグネットになっており、左右がくっつくようになっています。

AfterShokz OpenMove本体右側にあるボタン類

本体右側には、充電用端子と、電源・音量調整ボタンがあります。

AfterShokz OpenMoveの充電用端子

充電用端子はUSB-C。安価なデバイスの場合、未だにマイクロUSBを採用している事も多いですが、『AfterShokz OpenMove』はしっかりとUSB-C対応されています。

AfterShokz OpenMoveを充電するとLEDランプが赤く光る

充電中は端子上にあるLEDが赤く点灯。充電が完了すると色が青に変わります。

AfterShokz OpenMoveの本体左側

本体左側。保護シートが貼ってあった部分はボタンになっています。このボタンは「マルチファンクションボタン」と呼ばれており、このボタン一つで曲の再生・停止や、かかってきた電話に出ることが可能。

AfterShokz OpenMoveの重量

本体重量は実測で29.4gでした。

実際に手に取ってみても非常に軽いので、持ち運ぶのも楽ですし、耳に付けていても疲れづらそうです。

AfterShokz OpenMoveを実際に使ってみる

それでは、『AfterShokz OpenMove』を実際に使ってみます。

まずはペアリング

AfterShokz OpenMoveに付属するペアリングガイド

Bluetoothなので、まずは端末とペアリングします。ペアリングの方法は「電源OFFの状態で+ボタンを5秒以上押す」とペアリングモードになるので、この状態で接続したい端末とペアリングさせます。

丁寧にペアリング設定方法が書かれたカードが付属してくるので、これを見れば一目瞭然です。

こういった海外製品は日本語のマニュアル類が簡素な事が多いのですが、『AfterShokz OpenMove』は廉価グレードながらもこういった細かい部分で手を抜いていないのが好印象です。

AfterShokz OpenMoveのペアリングモード

マニュアル通りに「+ボタン」を長押しすると、LEDが赤と青に点滅し、ペアリングモードになります。

手元のiPhoneでペアリングしてみます。『AfterShokz OpenMove』をペアリングモードすると、「OpenMove by AfterShokz」という名前でデバイスが出てくるので、それを選択してペアリングを完了させます。

ペアリング自体は一般的なBluethooth機器とそれほど大きく変わらないのですが、付属してくるマニュアルのおかげで迷うこと無く操作できます。

AfterShokz OpenMoveを付けてみます

AfterShokz OpenMoveを付けてみた様子

実際に『AfterShokz OpenMove』を付けてみました。

付けた最初の印象としては、振動ユニットが若干大きいので、こめかみに当たる感はありますが、一度付けてしまえばフィット感は良く、多少頭を左右に振ったくらいではズレることがないほど安定しています。

本体自体も29gと軽く、実際付けていても重さが気になることはありません。

付けたままの状態で、しばらく音楽を聴きながら作業をしてみましたが、軽さもあって作業に集中している時はヘッドホンを付けているのを忘れてしまうほど。

作業用にBGMを流しておきたいけど、スピーカーだと音がうるさくて心配といった方には非常にオススメです。

また、耳を塞いでいないので、長時間のリスニングでも耳への負担が少ないのも特徴。イヤホンの場合、長時間していると耳が疲れてくるのですが、この『AfterShokz OpenMove』は長時間使っていても耳への負担は少ないように感じました。

音声ガイドが全て日本語

電源を入れる時には、「アフターショックスへようこそ」、ペアリングモードに入る時は「ペアリングモードです」などと、全て日本語の音声でガイドしてくれます。

こういった海外製品では、音声ガイドは付いていても英語しかない事が多いので、こういった細かい点までちゃんと日本語対応されているのは素直に驚きました。

AfterShokz OpenMoveの操作方法

AfterShokz OpenMove』の操作は、本体左にある「マルチファンクションボタン」と、右にある「電源/音量ボタン」で行います。

マルチファンクションボタン

AfterShokz OpenMoveのマルチファンクションボタン
  • 一回押し→音楽再生/停止
  • 音楽再生時2回押し→次の曲にスキップ
  • 音楽再生時3回押し→前の曲にスキップ
  • 着信時1回押し→電話に出る
  • 通話中に1回押し→電話を切る
  • 通話中に2秒間長押し→現在の通話を切って2つ目の着信に出る
  • 着信時に2秒間長押し→通話を拒否する
  • 2秒間長押し→音声ダイヤル
  • 音楽停止時に2回押し→最後に発信した番号にリダイヤル
  • ペアリング中に2回押し→言語の切り替え

電源/音量ボタン

AfterShokz OpenMoveの電源/音量ボタン
  • 音量+ボタンを2秒間長押し→電源オン
  • 電源ボタンを3秒間長押し→電源オフ
  • 通話時に電源/音量ボタンを2秒間長押し→音声ミュート
  • 音楽再生時に電源/音量ボタンを3秒間長押し→イコライザー切り替え
  • 音楽再生時にいずれかのボタンを1回押し→バッテリー残量チェック
  • 音楽再生時に音量ボタンを1回押し→音量調整

となっています。

AfterShokz OpenMoveの音質

音質はあくまで「僕個人が感じた主観である」ということをお断りした上でレビューすると、

音質は一言で言うとそこそこです。

全体的にソフトにまとまっており、飛び抜けた点がなく落ち着いた印象。ボーカルが聞こえやすい気がするので、ボーカルものや、いわゆるカフェミュージックみたいな、ジャズ・ボサノバ辺りの音源と相性が良い気がします。

ただ、やはり上位モデルである『AfterShokz Aeropex』と比較してしまうと音質面では結構差があるなという印象。『AfterShokz Aeropex』は中高音域が非常にクリアで抜けのある音質だったのに対し、『AfterShokz OpenMove』はそこまで抜けていかない様に感じます。

骨伝導方式でもちゃんと音楽を楽しみたいという場合はやはり『AfterShokz Aeropex』に軍配が上がります。

骨伝導ならではの耳への振動は?

骨伝導方式は、肌に当たる部分に振動が伝わってむず痒く感じる事が多いと聞いていたのですが、『AfterShokz OpenMove』を実際に使っていてもそれほど振動を感じることはありません

ただ、音量によっても振動具合はかなり変わってきます。90〜100%程度の大きい音量の場合はそれなりに振動が伝わってきて、むず痒く感じることもありますが、60〜70%程度まで音量を絞れば、かなり振動が軽減されます。

AfterShokz OpenMoveの音漏れ具合

「骨伝導ヘッドホン」は、一般的に音漏れが大きいと言われていますが、この『AfterShokz OpenMove』は、音量を上げ過ぎなければ音漏れは気にならないレベルでした。

流石に最大音量で再生すると当然音漏れは発生しますが、60〜70%程度まで絞れば、ほぼ気にならないレベルだと思います。

使う環境にもよりますが、よほど静かな空間じゃなければ、そこそこ音量をあげても音漏れの問題はあまり無さそうです。

AfterShokz OPENMOVEの遅延具合

対応コーデックが「SBC」のみということで、遅延に関しては結構不利かなと思ってたのですが、遅延は少ないです。

遅延が無いわけではありませんが、安物のワイヤレスイヤホンなんかと比較すると非常に少なく感じました。幾つかスマホゲームをプレイしてみましたが、プレイ中遅延が気になる事はありません。よほどタイミングがシビアな「音ゲー」でも無い限り、ゲームのプレイも問題なく出来そうです。

遅延具合に関しては上位モデルの『AfterShokz Aeropex』とあまり変わらないと感じました。

AfterShokz OpenMoveのまとめ

  • AfterShokz OpenMove のイマイチな点
  • 全体的な音質としてはそこそこ
  • デザインは多少野暮ったく感じる部分がある
  • AfterShokz OpenMove の良い点
  • 骨伝導方式を採用しながら、1万円以下で購入できる
  • 29gと軽量で、付けているのを忘れるほど
  • フィット感がバツグンで、多少動いた程度ではズレない
  • 耳を塞がないので周囲の音が聞こえ、耳への負担も少ない
  • IP55の防塵防水性能で、多少の雨くらいであれば問題なく使用可能

AfterShokz OpenMove』は、骨伝導方式を作用しながらも、1万円以下で購入できる高コスパなワイヤレスヘッドホンです。

本体が軽量な上に、耳を塞がないので、長時間使っていても疲れにくく、作業中にBGM感覚で音楽を聴くにはかなり良いヘッドホンだと感じました。

フィット感も凄く、多少頭を動かした程度では全くズレないので、ランニングなど多少激しい動きをしても問題ありません。

多少残念な所としては、全体的な音質はそこそこといった所。上位モデルである『AfterShokz Aeropex』が骨伝導ヘッドホンなのに驚きのクリアな音質を実現していたのと比べると、そこまでの感動はありません。

また、デザイン面でも『AfterShokz Aeropex』のシャープさと比較してしまうと、多少野暮ったく感じる部分もあります。

ただ、それ以外の使い勝手や機能に関しては、ほとんど上位モデルと同等。1万円を切る価格だという事を考えると、かなり頑張っておりコスパは高いと思います。

骨伝導ヘッドホンを試してみたいという方や、音質はそこまで拘らないという方であれば全く問題なくストレス無しで使うことができますので、テレワーク中のBGM鑑賞用としてや、ジョギングのお供として幅広く活躍してくれそうなヘッドホンです。