【2023年最新版】スリーコインズ ワイヤレスイヤホンの比較と選び方を紹介

こんにちは、スリコのワイヤレスイヤホンは、ほぼ全て試したことがある、ぶっち(@___bucchi)です。
スリーコインズのワイヤレスイヤホンは、どれも価格が安く手に取りやすいのが特徴ですが、いくつものモデルがあります。

いざオンラインショップや店頭で買おうとすると、どれを選べば良いのか良く分からないと思うので、本記事では、それぞれのモデル別の特徴と、その選び方を解説していきます。
まず初めに結論から言ってしまうと、個人的には「マカロン型ワイヤレスイヤホン」が一番オススメです。
そう思う理由なんかも含めて詳しく解説していきますので、スリーコインズでイヤホンを買おうと検討している方は是非ご覧ください。
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スリーコインズワイヤレスイヤホンの特徴
スリーコインズワイヤレスイヤホンは、以下のような特徴を持っています。
価格が安い

ケーブルが全く無いワイヤレスイヤホンは、現在様々なメーカーから販売されており、安いものだと数千円、高いものだと数万円します。
当然高い製品の方が音質が良く、機能も豊富ですが、買うのは結構勇気いりますよね。
その点、スリーコインズのワイヤレスイヤホンは、1,500円〜3,000円という価格で販売されており、ワイヤレスイヤホン全体の中でもかなり低価格な部類に入ります。
低価格なので特別な機能はありませんが、ワイヤレスイヤホンとしては普通に使えるので、「ワイヤレスイヤホンを試してみたい」「音にはこだわらないので安いものが欲しい」といった場合、スリコのワイヤレスイヤホンは十分に使えると思います。
販売が終了してしまう事がある

スリーコインズのワイヤレスイヤホンは1年に2〜3種類ほど新しいモデルが販売されてますが、中には1回販売しただけで、そのまま再販せず終了してしまう事があります。
「マカロン型ワイヤレスイヤホン」がそれに該当し、再入荷せずそのまま販売終了してしまいました。
個人的に「マカロン型ワイヤレスイヤホン」は、音質・デザイン・価格のバランスが良くオススメだったので残念です。
そのため、気になったものがあったら早めに購入するのが良いでしょう。
2023年1月、売り切れていた「マカロン型ワイヤレスイヤホン」が再入荷しています!
個人的に、この「マカロン型」はスリーコインズのワイヤレスイヤホンの中で最もオススメなので、気になっている方はまた売り切れる前にゲットしておくことをオススメします。
OEM元が製品によって異なる
スリーコインズのイヤホンはOEM元が製品によって異なります。
スリーコインズのイヤホンは、自社で生産しているわけではなく、他の企業に生産を委託しています。
基本的にスリーコインズのモバイルアクセサリー製品は、「コーリュー株式会社」という会社が請け負っている事が多いのですが、「高音質ワイヤレスイヤホン」や「マカロン型ワイヤレスイヤホン」などは、別の会社が請け負っています。
製品によって販売が終了してしまうものがあるのは、そういった委託先の都合なども影響しているものと思われます。
スリーコインズワイヤレスイヤホンの比較
インナーイヤー型 | カナル型 | 高音質 | マカロン型 | ミニ | ノイズキャンセリング | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Bluetooth | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.3 | 5.3 | |
対応コーデック | SBC/AAC | SBC/AAC | SBC/AAC | SBC/AAC | SBC/AAC | SBC/AAC | |
再生時間 | 約4時間 | 約4.5時間 | 約3.5時間 | 約3〜4時間 | 約4時間 | 約6時間 | |
充電時間 | 約1.5時間 | 約1.5時間 | 約1時間 | 約1.5時間 | 約1〜1.5時間 | 約1.5時間 | |
充電ポート | USB-C | USB-C | MicroUSB | USB-C | MicroUSB | USB-C | |
ノイズキャンセリング | − | − | − | − | − | ◯ | |
外音取り込み | − | − | − | − | − | ◯ | |
防水性能 | − | − | − | − | IPX4 | IPX4 | |
カラー | ホワイト ブラック | ホワイト ブラック | ホワイト ブラック | グレー ベージュ ピンク パープル グリーン | グレー グリーン オレンジ パープル | ホワイト ブラック | |
サイズ | イヤホン | 42×17×17mm | 25×20×27mm | 15×38×21mm | 24×19×21.5mm | 20×14×23mm | 27×46×22mm |
充電ケース | 72×36×29mm | 72×39×31mm | 77×28×45mm | 55×55×29mm | 36×36×29mm | 60×46×26mm | |
重量 | イヤホン | 4g | 5g | 4g | 4g | 3g | 4g |
充電ケース | 32g | 30g | 68g | 35g | 16g | 35g | |
発売日 | 2021年11月 | 2021年11月 | 2021年8月 | 2022年4月 | 2022年11月 | 2022年12月 | |
価格(税込) | 1,650円 | 1,650円 | 3,300円 | 2,200円 | 2,200円 | 3,300円 | |
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スリーコインズワイヤレスイヤホンのスペックは上記の通り。
現在、すでに売り切れているものもありますが、それぞれを詳しく見ていきます。
インナーイヤー型

軽いつけ心地が特徴の「インナーイヤー型」。
耳栓のように押し込むのではなく、耳に引っ掛けるような形でつけるので、耳が痛くなりにくいのが特徴です。

一方で遮音性は高くありません。イヤホンを付けていても普通に周囲の音は聞こえてきます。逆に言うと、音量を大きくすると周囲への音漏れも発生するので、電車などで使う場合は注意が必要そうです。
音質は正直そこまで良くありませんが、1,500円という事を考えれば必要十分かなという印象。Youtube視聴やラジオなどを聞く分には問題ありません。
デフォルトの音は全体的にこもって聴こえるのですが、イコライザなどで高音域を持ち上げてあげると、抜け感のある音になり、かなりマシになる印象です。
カナル型

耳栓のようにグイっと耳の中に押し込んで使うのが「カナル型」。現在のワイヤレスイヤホン市場で最も主流となる形です。

耳の中に押し込む関係上、遮音性が高く低音も強めに響きますが、装着時に圧迫感を感じる人もいますので、好みによって選ぶと良いでしょう。
音質面では、インナーイヤー型と同様に1,500円という価格を考えると十分に使えそうな印象。こちらもデフォルトではこもっている感じもあるので、イコライザなどで調整してあげると良さそうです。
高音質ワイヤレスイヤホン

高音質と名前がついた「高音質ワイヤレスイヤホン」。
高音質の根拠として、このイヤホンはスリーコインズとして、初めてコーデックにAACを採用したモデルなので、その辺りからこの名前が付けられたのではないかと思います。
ただ、現在は全てのイヤホンが「AAC」に対応しており、コーデックによるアドバンテージは特にありません。
実際にこのイヤホンも使ってみましたが、個人的にはあまり好きな音ではありませんでした。
確かに音の情報量が多く中低音域の厚みはあるのですが、高音域が埋もれてしまっており、全体的には「こもっている」様に聴こえます。
イコライザで調整すればマシにはなりますが、インナーイヤー型・カナル型の倍となる3,000円という価格を考えると、音質面でこの「高音質モデル」を選ぶ必要性は特に無いように感じました。

装着感は普通。ステム(軸)部分が長いのがちょっと気になりますね。

この製品のユニークな点として、充電ケースが「モバイルバッテリー代わり」になります。
とは言え、充電ケースのバッテリー容量が1,200mAhと少なく、スマホの半分にも満たない容量なので、あくまで緊急用に少し充電が出来る…といった程度です。
マカロン型

「くすみカラー」を採用し、デザイン的にかなりカワイイのがこの「マカロン型ワイヤレスイヤホン」。
充電ケースやイヤホン本体の質感も良く、マットでサラッとした手触りは、2,200円という金額を考えるとかなり優秀です。
音質面でも解像感があるクリアな音で、こもっている感じはありません。低音も程よく出ておりバランスが良いなという印象。スリーコインズのワイヤレスイヤホンの中では一番良いと思いました。

装着感も悪くなく、耳につけた時の見た目も良いです。
2,200円という価格を考えると全体的にかなり優秀なイヤホンで、スリーコインズのワイヤレスイヤホンの中では最もオススメできる製品だったのですが、すでに販売を終了してしまったみたいで、2022年12月現在入手出来ないのが、非常に残念です。
2023年1月、この「マカロン型ワイヤレスイヤホン」が再入荷しています。
そのうちまた完売してしばらく入手が出来なくなるかもしれないので、気になる方は今のうちに手に入れておくことをオススメします。
ミニワイヤレスイヤホン

2022年11月に発売されたのが「ミニワイヤレスイヤホン」。
”ミニ”と名が付くだけあって、本当にサイズが小さいのが特徴。イヤホンだけではなく充電ケース自体もかなりコンパクトなので、持ち運ぶ際にも邪魔になりません。

くすみカラーを採用しており、デザインもオシャレな上、充電ケース・イヤホン共にマットでサラっとした手触りなので、質感はかなり良いと思います。
装着感も悪くなく、イヤホン本体が小さいこともあり付けていても目立たないのは良いですね。

良い所が多いこの「ミニワイヤレスイヤホン」ですが、肝心の音質面があまり良くないのが残念なポイント。
こもっている感じは無いのですが、全体的に情報量が少ない印象で音に厚みがありません。ボーカルの艶っぽさが無く乾燥した音なので、物足りなさを感じます。
とは言え、こだわらなければ十分に使えますので「音質はそこそこで良いから、小さくてカワイイものが欲しい」という場合は、この「ミニワイヤレスイヤホン」はオススメと言えます。
ノイズキャンセリングワイヤレスイヤホン

現在のワイヤレスイヤホン市場で、最も人気があり注目されているのがANC(アクティブノイズキャンセリング)搭載のワイヤレスイヤホン。
アクティブノイズキャンセリングとは、デジタル処理にて周囲の騒音と真逆の音を発生させ、互いを打ち消すという仕組み。高度な処理が必要なので、当然価格も高くなります。
ところが、2022年12月についにスリーコインズから、このANCを搭載したワイヤレスイヤホンが登場しました。
価格は税込3,300円と、ANC搭載イヤホンとしてはかなり安いのが特徴です。
スリコのノイズキャンセリングイヤホンはどのくらい使えるのか実際に購入して使ってみましたが…。

正直、あまりオススメは出来ないな…というのが率直な感想です。
まず肝心の音質面が良くありません。解像感が無くこもった感じ。昔のラジオを聞いているかのようです。マカロン型の方が確実に音質は良いですね。

目玉機能であるノイズキャンセリング性能は、ある程度の効果は感じられますが、強力というわけではありません。
3,000円ならこんなものなのかな…と思う部分もありますが、正直これを買うくらいであれば、もう数千円くらい出して『SOUNDPEATS Capsule3 Pro』でも買ったほうが、確実に幸せになれると思います。
ちょっと、このノイズキャンセリングイヤホンは次モデル以降に期待ですね。
スリーコインズ ワイヤレスイヤホンのまとめ
本記事ではスリーコインズワイヤレスイヤホンの特徴と選び方をまとめました。
重要な事は、スリーコインズのワイヤレスイヤホンを選ぶ理由はコスパにあるという点です。
「1,500〜2,000円なのに、意外と使える」というのが最大のアドバンテージなので、3,000円のモデルだと、そのアドバンテージが薄くなるという点は抑えておいた方が良いでしょう。
個人的には、まずは「マカロン型」を試してみて、もっと音質が良いものやノイズキャンセリング付きのものが欲しくなったら、他メーカーの製品を検討してみる…という流れでワイヤレスイヤホンを買い替えていくのが良い買い方なんじゃないかと思います。
Bluetooth通信において、音声を圧縮する方式の事。使うコーデックによって音質と遅延に影響があります。Bluetoothにおいて最も基本的なコーデックは「SBC」。主にiPhoneで使われる「AAC」は、SBCよりも低遅延で高音質だと言われています。