
こんにちは、ワイヤレスイヤホンが家に沢山転がっている、ぶっち(@___bucchi)です。
次々と新しい製品が投入されるのがワイヤレスイヤホン。種類や価格も様々で、毎週の様に新製品が出ています。
ワイヤレスイヤホン市場の中でも、個人的にいつも注目しているのが3COINS(スリーコインズ)のワイヤレスイヤホン。発売される製品はどれも低価格ながらデザインに優れ、特徴的なものが多いです。
そんなスリーコインズから2022年11月に新しく販売されたのが『ミニワイヤレスイヤホン』。

本記事では実際にこの『ミニワイヤレスイヤホン』を使ってみて、「大きさはどのくらい?」「音質はどう?」「使い勝手は良いのか?」などを詳しく検証していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホンとは
スリーコインズより2022年11月に発売されたワイヤレスイヤホンです。
特徴はその小ささ。

”ミニ”という名前が付いているだけあって、今までのワイヤレスイヤホンとは一線を画する小ささを実現しています。
今まで結構色んなワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、ここまで小さいのは初めてです。
スペック
スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホン | |
---|---|
Bluetooth | 5.3 |
対応コーデック | SBC/AAC |
連続再生時間 | 約4時間 |
充電時間 | 約1〜1.5時間 |
充電ポート | MicroUSB |
サイズ | イヤホン:20×14×23mm 充電ケース:36×36×29mm |
重量 | イヤホン:3g 充電ケース:16g |
カラー | グレー/グリーン/オレンジ/パープル |
防水性能 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | − |
マルチポイント | − |
価格 | 2,200円(税込) |
スペックは上記の通り。
何気にBluetoothのバージョンが最新の5.3だったりします。
対応コーデックはSBCとAAC。AACに対応しているデバイス(iPhoneなど)と一緒に使えば遅延や音質面でSBCよりも有利です。
連続再生時間が4時間と短いのが気になりますが、イヤホン本体が小さいのでこれはある程度仕方ないのかな…と思います。
防水性能はIPX4。濡れた手で触れたり、少々の雨や水しぶきに当たっても大丈夫なくらいの防水性能はあります。
スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホン本体外観
『スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホン』を開封して、パッケージ内容や本体外観・サイズ感を見ていきます。


パッケージはスリーコインズらしいオシャレなデザイン。パッケージ背面には製品の仕様が記載されています。


パッケージを開けると、イヤホン本体と充電ケースがそれぞれ収められており、その下にはUSBケーブルなど付属品が入っていました。
パッケージ内容

- ワイヤレスイヤホン本体・充電ケース 1個
- イヤーピース(S/M) 1セット
- 充電用USBケーブル 1本
- 取扱説明書兼保証書
パッケージ内容は上記の通り。

付属の取扱説明書。一通りの操作方法など書いてあるので目を通しておくと良いでしょう。
なお、この取扱説明書は保証書も兼ねていますので、ちゃんと保管しておくことをオススメします。

充電用のUSBケーブル。
なんとMicroUSB端子でした…
以前レビューしたカナル・インナーイヤー型のワイヤレスイヤホンや、マカロン型のワイヤレスイヤホンは、USB-Cを採用していたのに、またMicroUSBに戻るとは…

付属のイヤーピース。こちらはSサイズです。
イヤホン本体には予めMサイズが付いているので、耳に合わない場合付け替えてみると良いでしょう。
ただ、一般的にイヤーピースってS/M/Lの3種類が付属してくるのですが、『スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホン』にはLサイズが付属してこないので、耳が大きめの方は何か別のイヤーピースを別途用意する必要がありそうです。
本体外観・サイズ感
『スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホン』の本体外観やサイズ感を見ていきます。

充電ケースの外観。角の丸いキューブ型の形状になっており、デザイン的にかなり可愛いです。マットでサラサラとした質感なので、手触りが非常に良いです。
なお、今回購入したのは「グレー」ですが、他にも「グリーン」「オレンジ」「パープル」といった色が用意されています。
スリーコインズのワイヤレスイヤホンは、最近淡い色使いの製品が多いですね。他メーカーにはあまり見られない配色で、主に女性に人気があるのも頷けます。

充電ケースと500円玉のサイズ比較。こうしてみるといかに『スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホン』が小さいかが良く分かります。
これだけ小さければ持ち運ぶのにも便利ですが、逆に小さすぎて無くさないか少し心配にもなります。

充電用のMicroUSBポート。
これは明らかに残念だと感じるポイント。他のワイヤレスイヤホンと同様にUSB-Cを採用してもらいたかった。

充電ケース正面にはかなり控えめですがLEDが備わっています。充電中などはこのLEDが赤く点滅して充電状況を教えてくれます。

充電ケース底面には各種仕様や技適マークなんかが見えますね。
この様に文字が書かれているのが底面のみ、かつ目立たないようになっているので全体的なデザインはかなりシンプルに仕上がっています。

続いてイヤホン本体を見ていきます。

充電ケース同様、イヤホン本体もかなりコンパクト。

イヤホン内側には「L/R」の表記が見えます。

イヤホン本体の外側は何の装飾もない、まさにミニマルデザイン。
なお、この部分はタッチセンサーとなっており、ここに触れることによって各種操作が可能です。


イヤホンを充電ケースに収めた様子。
全体的に装飾が無いミニマルデザイン。シンプルなものが好きな人にはかなり刺さるデザインなのではないでしょうか。

イヤホン本体と充電ケースをあわせた総重量は、実測で21.7g。
めちゃくちゃ軽いですね…。これほど軽いワイヤレスイヤホンは見たことがありません。

イヤホン本体も両方合わせて、実測で5.9g。
片耳あたり約3gと、こちらも他に類を見ないくらい軽量です。
マカロン型ワイヤレスイヤホンとの比較
以前スリーコインズで販売されていた『マカロン型ワイヤレスイヤホン』と、大きさなどを比較してみます。

『マカロン型ワイヤレスイヤホン』は、その見た目の可愛さと質感の良さで、個人的にスリーコインズの中では好きなイヤホンなのですが、今回の『ミニワイヤレスイヤホン』はそれをそのまま更にギュッとコンパクトにしたような感じです。

一回り…いや二回りくらいサイズが小さいですね。

充電ケースの蓋を開けた様子。『ミニワイヤレスイヤホン』の方が無駄がなくシンプル。
個人的に『マカロン型ワイヤレスイヤホン』の電池残量LEDは安っぽくてあまり好きではないので、全体的なデザインのバランスで言うと『ミニワイヤレスイヤホン』の方が好みです。

充電ケースだけでなく、イヤホン本体の方も一回りくらい『ミニワイヤレスイヤホン』の方が小さくなっています。
なお、イヤホン本体のサイズは小さければ良いと言うものではなく、音質やバッテリー持ちにも関わってくるので、慎重に見極めたい所です。
スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホンの使用レビュー
『スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホン』を使い、使用感、音質などをレビューしていきます。

装着感


実際に付けてみた様子がこちら。
イヤホン本体が小さいので、耳からの出っ張りも少なく感じます。あまり目立つイヤホンって好きじゃないので、これは良いですね。
装着感自体は悪くないですが、付属するイヤーピースが少し固いように感じました。気になる場合、もっと良いイヤーピースに付け替えた方が良さそうです。
安定感は高く、少し頭を動かしたくらいでズレる事は無さそう。
また、イヤホン本体がめちゃくちゃ軽いので、イヤホンを付けていても違和感が少なく疲れにくい印象。ここまで軽いイヤホンを付けた事が無いので、新鮮に感じました。
操作方法
イヤホン本体は、タッチセンサーによる各種操作が可能。
動作・状態 | L側(左) | R側(右) |
---|---|---|
電源オン | 自動操作:イヤホンを充電ケースから取り出す 手動操作:イヤホンのタッチセンサーを約3秒間長押し | |
電源オフ | 自動操作:イヤホンを充電ケースに戻す 手動操作:イヤホンのタッチセンサーを約3秒間長押し | |
再生/停止 | タッチセンサーを約3秒間長押し | |
曲送り | タッチセンサーを3回タッチ | ― |
曲戻し | ― | タッチセンサーを3回タッチ |
音量+ | タッチセンサーを2回タッチ | ― |
音量− | ― | タッチセンサーを2回タッチ |
通話開始/終話 | タッチセンサーを1回タッチ | |
着信拒否 | タッチセンサーを約2秒間長押し |
イヤホンの操作方法は上記の通り。『スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホン』はノイズキャンセリングなどの機能は搭載されていないため、イヤホンの操作は全体的にシンプルで分かりやすい印象。
慣れてしまえば迷うこと無く使えると思います。
片耳での使用も可能
『スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホン』は片耳のみでの使用も可能。
動作・状態 | 操作方法 |
---|---|
再生/停止 | タッチセンサーを約2秒間長押し |
曲送り | タッチセンサーを3回タッチ |
曲戻し | ― |
音量+ | タッチセンサーを2回タッチ |
音量− | ― |
通話開始/終話 | タッチセンサーを1回タッチ |
着信拒否 | タッチセンサーを約2秒間長押し |
片耳で使う場合、操作方法が異なります。この場合「曲戻し」や「音量−」はイヤホン本体で行えないので、デバイス側でやる必要があります。
音質
気になる音質ですが、結論から言うとそこまで良くはありません。
傾向としては低音が強めで一瞬迫力あるように思いますが、クリアさに乏しく深みがあまり無い印象。中〜高音域も同様に解像感があまり無く、こもっているように聴こえます。
音質で言えば、同価格である『マカロン型ワイヤレスイヤホン』の方が上だなと感じました。
とはいえ、そこまでこだわりが無ければ普通に使えちゃう印象。ラジオやYoutubeの視聴などそこまで音質を重視しないコンテンツだったら問題は無さそうです。
個人的には、イコライザで少し高音域を持ち上げてあげると、クリアさが出てきてかなりマシになったので、好みによって調整した方が良いと思います。

スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホンのレビューまとめ
- スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホン のイマイチな点
- 音質はあまり良くない
- 充電端子がMicroUSB
- ノイズキャンセリング、ワイヤレス充電、マルチポイントなどに非対応
- スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホン の良い点
- 圧倒的なコンパクトサイズ
- マットな手触りで質感は上々
- 非常に軽いので、付けていても重さを感じることが無い
『スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホン』は、他に類を見ないくらいにサイズがコンパクトなワイヤレスイヤホンです。
マットな手触りで質感も良く、無駄な装飾が無いのでデザイン的には申し分ありません。
重量も軽いので持ち運びに便利な上、イヤホン本体も片耳で3gしかないので、耳に付けていても重さを感じることが無いのは良い点です。
反面、本体が小さいので、その分音質やバッテリー持ちは犠牲になっている感が否めないのは残念な所。充電ケースが未だにMicroUSBというのも明確にマイナスポイントです。
オススメできる人
- 音質にそこまでこだわりが無い
- 機能は少なくても良いから、安いイヤホンが欲しい
- デザインが可愛くて、持ち運びやすいイヤホンを探している
『スリーコインズ ミニワイヤレスイヤホン』は、決して万人にオススメできるものではありませんが、音質や機能にそこまでこだわりが無く、安くて可愛いワイヤレスイヤホンを探しているという方の場合、結構オススメ度は高いです。
税込み2,200円と安いので、初めてワイヤレスイヤホンを買うという方の入門用としても良いかもしれませんね。
これで物足りなくなってきた場合『SOUNDPEATS Mini Pro』の様な、価格が安くてノイズキャンセリング搭載のモデルにグレードアップしていく様な感じが良いかと思いました。